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クルーズ船「飛鳥Ⅲ」LNG燃料使用により年間1,300トンのCO2排出削減

クルーズ船「飛鳥Ⅲ」LNG燃料使用により年間1,300トンのCO2排出削減
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クルーズ船「飛鳥Ⅲ」LNG燃料使用により年間1,300トンのCO2排出削減

クルーズ「飛鳥Ⅲ」
出典:NYK CRUISES

2026年8月26日、日本郵船グループの郵船クルーズはクルーズ「飛鳥Ⅲ」の過去1年間におけるLNG(Liquefied Natural Gas:液化天然ガス)燃料の使用実績を取りまとめた結果、同等熱量の従来型燃料油(A重油)を使用した場合と比較して、年間約1,300トンのCO2(二酸化炭素)排出削減を達成したと発表。

対象期間は2025年7月1日から2026年6月30日の1年間。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)ガイドラインおよび環境省の算定基準に基づき、LNG燃料と同等の発熱量を得るために必要な燃料量(A重油)を算出し、A重油1.3kLのCO2排出量をおよそ1トンとして換算。

年間約1,300トンのCO2排出削減量は、一般家庭約530世帯の年間CO2排出量に相当するという。一般家庭の世帯当たりの年間CO2排出量を2.47トン/世帯・年として換算。

持続可能なクルーズ運航を推進する取り組みは、日本郵船グループが掲げる「2050年ネット・ゼロエミッション達成」に向けた脱炭素戦略の一環。クルーズ船「飛鳥Ⅲ」ではLNG燃料の活用を通じて温室効果ガス排出量の削減を進めるとともに、環境負荷の低減と上質なクルーズ体験の両立を目指している。

クルーズ船「飛鳥Ⅲ」

クルーズ船「飛鳥Ⅲ」
出典:MEYER WERFT

「飛鳥Ⅲ」は、郵船クルーズにとって1990年に竣工した初代「飛鳥」以来となる34年ぶりの新造クルーズ船。郵船クルーズが所有、運航している「飛鳥Ⅱ」は1990年に竣工した「Crystal Harmony」を2006年に日本市場向けの改装を施したクルーズ船であるため郵船クルーズが新造したクルーズ船ではない。

「飛鳥Ⅲ」の建造がおこなわれたのは、ドイツのマイヤー・ヴェルフト造船所(Meyer Werft)。2023年9月に建造着工し、2025年1月に進水。その後、2025年4月に引き渡しがおこなわれ、建造場所のドイツからアフリカ大陸南端の喜望峰を通るルートで日本へ向けた航海がおこなわれました。

「飛鳥Ⅲ」の船体寸法は長さ230m、幅29.8m、総トン数は52,265トン。「飛鳥Ⅱ」(総トン数:50,444トン)を上回る大きさで、運航しているクルーズ船としては日本最大。乗客数は「飛鳥Ⅱ」の872名に対して「飛鳥Ⅲ」は740名、乗客定員を減らして充実したサービスにより豪華な旅を提供。日本のクルーズ船で初めてLNG燃料と陸上電力受電装置を採用し、環境への負荷を低減したエコシップという側面も持ち合わせている。

船名飛鳥Ⅲ
総トン数52,265トン
長さ230m
29.8m
喫水6.7m
速力20ノット(最高)
乗客数740名
乗組員数約470名
客室数381室
(全室バルコニー付き)
船籍日本/横浜
クルーズ船「飛鳥Ⅲ」の建造タイムライン
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