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南極でクルーズ船「SCENIC ECLIPSE II」を救助

南極でクルーズ船「SCENIC ECLIPSE II」を救助
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南極でクルーズ船「SCENIC ECLIPSE II」を救助

2026年1月23日、アメリカ沿岸警備隊(U.S. Coast Guard)は南極海で密集した流氷に閉じ込められていたクルーズ船「SCENIC ECLIPSE II」を救出するため、砕氷船「Polar Star」(WAGB 10)による支援活動をおこなったと発表。

クルーズ船「SCENIC ECLIPSE II」は、マクマード湾から約8海里(約14.8km)の海域で流氷に閉じ込められ、1月16日23時ごろアメリカ沿岸警備隊に遭難信号を発信。当該海域を航行していた「Polar Star」が遭難信号に対応。1月17日、砕氷船「Polar Star」は2回の砕氷航行をおこない、クルーズ船「SCENIC ECLIPSE II」を救出、約4海里(約7.4km)離れた外洋まで先導しながらエスコートしました。

建造50周年を迎えた砕氷船「Polar Star」

砕氷船「Polar Star」が南極海付近を航行していたのは「Operation Deep Freeze 2026」を支援する任務に就いていたから。2025年11月にシアトルを出港し、実に29回目という南極派遣の任に就いていた。

「Operation Deep Freeze」は、アメリカ国立科学財団(National Science Foundation)が管理するアメリカ合衆国南極プログラム(United States Antarctic Program)の後方支援を担っている。ミッションには、戦略的および戦術的な航空輸送、空中投下、航空医療後送、捜索救助、海上輸送、港湾アクセス、燃料供給、貨物輸送、その他の輸送要件が含まれ、多岐にわたる。これらの活動により、地球上で最も遠隔地の一つである南極で重要な科学研究が可能になっているという。

「Operation Deep Freeze」における砕氷船「Polar Star」の役割には、厚い氷が何マイルにもおよぶ南極で航行可能な水路を突破し、研究基地や研究活動の維持に不可欠な燃料や貨物の輸送を可能にすることが含まれている。

1976年1月17日に就役した砕氷船「Polar Star」は、アメリカで唯一現役の大型砕氷船。50年にわたり、南極での補給、捜索救助、環境保護、国防に至るまで、幅広い任務を遂行してきた実績を持つ。南極海の氷を砕き、クルーズ船「SCENIC ECLIPSE II」の救出をおこなった日は、砕氷船「Polar Star」が建造50周年を迎えた日だった。

クルーズ船「SCENIC ECLIPSE II」

クルーズ船「SCENIC ECLIPSE II」
出典:Scenic Luxury Cruises & Tours
船名SCENIC ECLIPSE II
総トン数17,592トン
載貨重量トン数1,550トン
長さ168m
21.5m
深さ13.8m
速力17ノット
Polar Class
(極地氷海船階級)
POLAR CLASS 6
船籍バハマ
建造年2023年4月

砕氷船「Polar Star」

砕氷船「Polar Star」
出典:U.S. Coast Guard
船名Polar Star
排水トン数(基準)11,037トン
(満載)13,842トン
長さ121.62m
25.45m
船籍アメリカ
建造年1976年1月
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【動画】砕氷船「Polar Star」による救出の様子

砕氷船「Polar Star」による1度目の砕氷航行で、囲まれた流氷から抜け出せないクルーズ船「SCENIC ECLIPSE II」がモジモジしている感じに見えて想像以上にかわいらしい。

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