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全長414m、12万トン級フローティングドック「Lucayan」引渡

全長414m、12万トン級フローティングドック「Lucayan」引渡
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全長414m、12万トン級フローティングドック「Lucayan」引渡

2026年2月6日、中国船舶集団(CSSC)傘下の青島北海造船有限公司がグランドバハマ造船所(Grand Bahama Shipyard)向けに建造したフローティングドックLucayan」が完成し、引き渡しがおこなわれました。

フローティングドック「Lucayan」の船体寸法は長さ413.96m、幅85.11m。ドックで使用可能な船舶排水量を意味する浮揚能力は120,000トン。先進的な自動ドック制御システムが搭載されており、浮揚・降下を精密に自動制御。世界最大級のICON級クルーズ船のドック修理・改修ニーズに対応。

グランドバハマ造船所では造船所の変革が進められており、新造フローティングドックの建造は世界中のクルーズ船、さらには幅広い船舶を収容するために必要な設備だという。世界クラスのクルーズ船修理施設を目指す変革プロジェクトでは、西半球最大級のフローティングドック2隻の建造が計画されており、プロジェクト規模は6億ドル、日本円に換算すると約900億円(1ドル=150円として計算)が見込まれている。

2025年11月には「Lucayan」と同じく青島北海造船で建造した浮揚能力93,500トンのフローティングドック「East End」がグランドバハマ造船所に到着。2026年1月より稼働を開始しており、全長261m、総トン数71,909トンのクルーズ船「CARNIVAL ELATION」のドック作業を実施している。

関連 全長357mのフローティングドックがグランドバハマ造船所へ到着

フローティングドック「East End」によるクルーズ船「CARNIVAL ELATION」のドック作業
出典:Grand Bahama Shipyard

中国からバハマへ、ほぼ地球の裏側にフローティングを輸送

半潜水式運搬船「BOKA Vanguard」のAIS情報(2026年2月13日時点)
出典:Marinetraffic

フローティングドック「Lucayan」を建造した青島北海造船からグランドバハマ造船所は遥か遠く、ほぼ地球の裏側という位置関係。

輸送方法としては、フローティングドック「East End」と同様にBoskalisが所有する世界最大の半潜水式運搬船BOKA Vanguard」を使用するものと思われます。ただ、「Lucayan」の船体寸法は「East End」よりも長さが57m(414m-357m)、幅が約15m(85.11m-70m)大きくなっている。長さ方向はオーバーハングすれば問題なさそうですが、幅はギリギリかも。船体を大型化する改修作業をおこなった「BOKA Vanguard」の船体幅は99.43mとなっており、アイランド部分を除いた有効デッキ幅は不明。「Lucayan」の幅85.11mをクリアしているのか、もしくは片側のアイランドを取り除いて積むのか、今後の輸送作業に注目。半潜水式運搬船による輸送貨物として、長さと幅は過去最大だと思う。

半潜水式運搬船「BOKA Vanguard」のAISを確認すると、仕向け先は記載されていませんでしたが、方向的には青島北海造船がある中国の山東省青島市へ向かっていました。

グランドバハマ造船所の掲載情報によると、フローティングドック「Lucayan」は2026年初夏にバハマへ到着する予定。

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