静岡県のカナサシ重工で建造中の黒油々送船「第十一若吉丸」火災、1人死亡

2026年8月21日、静岡県静岡市にある造船所 カナサシ重工で建造中の黒油々送船「第十一若吉丸」から出火し、作業員1人が死亡する事故が起きた。
報道されている情報によると、21日08時50分ごろ、岸壁に係留中の船から火が出たという内容の119番通報がカナサシ重工の従業員からあったという。火が出たのは現在建造中で完成間近の黒油々送船「第十一若吉丸」の船首付近と見られている。通報を受けて消防車など26台が出動し、火は約3時間半後に鎮火。出火当時、周辺にいた作業員10人ほどのうち、1人が死亡、9人が煙を吸うなどして救急搬送された。
出火元とみられる「第十一若吉丸」船首付近の船底では、中国籍の作業員が ”バーナーを使って溶接作業をしていた” ということなので、ガス溶断の作業中に何らかの原因で出火したものと思われます。アセチレンガスのホースに穴が空き、漏れたガスに引火した可能性があるという情報も報じられている。
黒油々送船とは?
黒油々送船とは、石油製品を運ぶ油送船(オイルタンカー)のうち、黒油と呼ばれる重油を運ぶ船のこと、黒油船。白油と呼ばれるガソリン、ナフサ、灯油、軽油などを運ぶ油送船は、白油々送船、白油船という。
1カ月前に進水式がおこなわれた黒油々送船「第十一若吉丸」

出典:株式会社カナサシ重工
カナサシ重工の掲載情報によると、若吉海運向けに建造していた黒油々送船「第十一若吉丸」は2025年10月23日に起工式がおこなわれ、今回の火災事故が起きる1カ月前の2026年7月16日に命名進水式をおこなったばかり。

