「East Anglia Three」で全95基の基礎設置 完了


2026年8月17日、ScottishPower RenewablesとMasdarは英国沖の「East Anglia Three offshore wind farm」で全95基のモノパイルおよびトランジションピースの設置が完了したことを発表しました。
「East Anglia Three offshore wind farm」は、イングランド東部のサフォーク(Suffolk)にあるグレート・ヤーマス(Great Yarmouth)から東へ69kmの北海に建設が進められており、Siemens Gamesaの14MW超の風力タービン95基で構成され、総発電容量は1.4GW。
モノパイルの大きさは、最大直径10.6m、高さ67~84m、重量1,200~1,800トン。SEP起重機船を使用して設置したモノパイルとしては、ヨーロッパ最大級になるという。トランジションピースは、高さ20m、直径8m、重量400トン超。
基礎の設置はSeaway7が担当し、同社の2,500トン吊りSEP起重機船「Seaway Ventus」を動員して設置作業がおこなわれました。
ScottishPower RenewablesのCEO Charlie Jordan氏は、自社で手掛ける洋上風力発電所の中でも最大の「East Anglia THREE」で基礎設置が完了したことについて、サッカーコート約43,000面分に相当する広さの海底エリアに20万トン以上の鋼材を正確に設置したという数字を見るだけでも驚くべき規模であり、エンジニアリング上の快挙であると述べている。
現在、風力タービンの設置作業が進められており、全95基のうち既に半分以上が設置完了している。今後数ヶ月間、洋上および陸上での建設工事が急ピッチで進められ、2026年末までに完全稼働する予定。


East Anglia Three offshore wind farm

ScottishPower RenewablesとMasdarの発表によると、「East Anglia Three offshore wind farm」の総事業費は40億ポンド、日本円に換算すると約8,000億円(1ポンド=200円として換算)。Wood Thilstedによる基礎設計、ハル(Hull)にあるSiemens Gamesaのブレード製造施設でのブレード製造、ノーフォークを拠点とするNR Marine ServicesおよびOEGからの船舶チャーター、気象・海象および海底調査のコンサルタントであるPartracによる支援など、英国のサプライチェーンに約20億ポンド、日本円で約4,000億円を投資しているという。
| 名称 | East Anglia Three offshore wind farm |
| 設置位置 | イギリス グレート・ヤーマスから東へ69km |
| 水深 | 40m |
| 発電容量 | 1,400MW |
| 基礎構造 | 着床式 |
| タービンメーカー | Siemens Gamesa |
| 風力タービン | 14MW以上 |
| 設置基数 | 95基 |
| 運転開始 | 2026年 |
| 事業者 | ScottishPower Renewables Masdar |
| その他 | 洋上変電所1基 |