GustoMSCがHanwha Ocean向けSEP船の設計受注

2026年2月11日、GustoMSCは親会社のNOVを通じてHanwha OceanからSEP起重機船の設計を受注したと発表しました。
NOVのプレスリリースによると、Hanwha Oceanと「NG-16000X」という船体設計をベースにした次世代風力タービン設置船の主要機器設計・供給に関する契約は2025年半ばに締結。これまでに「NG-16000X」は、ジョーンズ法に準拠した米国初のSEP起重機船「Charybdis」、Cadeler向けの「Wind Maker」「Wind Mover」で採用、今回の契約による建造で4隻目となる。
韓国洋上風力の将来需要に応えるべく設計されており、積載能力と揚重能力が向上し、より深い水深での作業を可能にするためレグが長く設計されている。さらに、液化天然ガス(LNG)やアンモニアなどの代替燃料に対応。
SEP起重機船に搭載される主要設備の1つで船体昇降に必要となるジャッキシステムは、可変速駆動を備えたGustoMSC独自のラック&ピニオンジャッキシステムを搭載。堅牢な統合ソリューションは数百回のジャッキアップ作業において、高い性能、安全性、そして長寿命を保証。また、ジャッキアップシステムの回生電力機能により、作業中に発生したエネルギーを船の電気システムにフィードバックすることで、効率を最大限に高める。
引き渡し予定は、2028年第2四半期。
日本のSEP起重機船にもGustoMSCの船体設計は多く採用されている。清水建設の「BLUE WIND」(SC-14000XL)、PKYマリンの「CP-16001」(GJ-9800C)、五洋建設の「CP-8001」(GJ-3750C)。洋上風力向けに建造されたSEP起重機船だと、大林組と東亜建設工業の「柏鶴」を除いた4隻のうち3隻がGustoMSCの船体設計を採用。
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Hanwha Oceanは800億円超のSEP起重機船建造受注を発表

2026年2月にHanwha Oceanは系列会社のOcean Wind Power 1からSEP起重機船1隻の建造を7,687億ウォン、日本円に換算すると約822億円(1ウォン=0.107円として換算)で受注したと発表。
建造するSEP起重機船は韓国国内最大となる見込みで「Shinan-Ui offshore wind project」を含む、国内洋上風力発電プロジェクトへの配船が検討されている。