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H2DOが洋上風力と連携したグリーン水素製造の実現可能性調査開始

H2DOが洋上風力と連携したグリーン水素製造の実現可能性調査開始
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H2DOが洋上風力と連携したグリーン水素製造の実現可能性調査開始

出典:Hydrogen of Dutch Origin

Hydrogen of Dutch Origin(H2DO)は、オランダ政府から補助金を交付された洋上中規模グリーン水素プロジェクトの実現可能性調査および概念設計調査を正式に開始したと発表。

オランダ政府は国際競争力が高く、成長が期待できる重点産業分野をTopsector(トップセクター)と指定し、知識経済とイノベーションを強化するため、政策枠組みとして産学官連携で研究開発・投資・人材育成を進めている。

2025年9月にH2DOは、「洋上中規模グリーン水素 実現可能性・概念設計研究」の推進を支援する目的でオランダ政府より「トップセクターエネルギー産業研究 水・グリーン化学」(TSE)の補助金交付を発表。

洋上中規模グリーン水素プロジェクトは、オランダの北海における30~50MW規模の洋上グリーン水素製造について実現可能性調査および概念設計調査をおこなうプロジェクトで、30~50MWの洋上グリーン水素プラントからパイプラインによる陸上への水素輸送を含む、堅牢でFEED(基本設計)段階に即した概念設計の提供を目的としている。洋上水素製造がいかに洋上風力発電の活用を促進し、欧州の戦略的なエネルギー自給率向上に貢献できるかを実証するという。

北海における風力発電容量の急速な増加に伴い、オランダの送電網はすべての電力を陸上へ送る際の混雑とボトルネックといった問題を抱えている。洋上風力発電所の近くでグリーン水素を直接製造することで、電力は海上でグリーン水素分子に変換され、送電網への負荷と高騰するコストを軽減。既存のパイプラインインフラを利用した輸送を可能にすることで、エネルギーシステムの大幅なコスト削減につながる。さらに、広大な敷地を必要とする水素プラントを洋上に設置することで限られた陸上スペースへの負担を軽減。

この研究は、高まるエネルギー安全保障への懸念にも対応。北海での風力発電による国内生産のグリーン水素は、輸入化石燃料への依存度と脆弱なサプライチェーンの削減し、欧州の長期的なエネルギー自給率向上に貢献。

実証機の稼働開始目標2031年に向けてプロジェクト全体のレベル引き上げ

可能な限り「investment-ready(投資準備完了)」の意思決定を確実にするため、プロジェクト範囲にはオランダおよび欧州の規制環境におけるpermit-ability(許可される可能性)、将来の循環型経済、再利用、レジリエンス要件との整合性、北海における限られた空間計画と共同利用、RED III目標達成のためのRFNBO(Renewable Fuels of Non-Biological Origin:非生物由来の再エネ燃料)要件、長期オフテイク契約やリスク配分などの市場性および商業構造オプションに関する作業が含まれる。また、洋上生産グリーン水素とHVDCシステムを組み合わせた陸上グリーン水素生産の事業性を比較することも目標の一つとしている。

H2DOは、これらの目標を実現するためH2sea、Haskoning、TCI Risk Management、ECHT Regie in Transitieをはじめとする、中核業務を担う強力なパートナーグループと連携。また、Smulders HSMをはじめとする、洋上グリーン水素バリューチェーンの発展に関心を持つ様々な関係者の支援も受けている。これらのパートナーは、技術開発や海洋インフラ整備から認証、規制対応、商業化、市場設計に至るまでバリューチェーン全体を網羅。

次の段階である実証機の稼働開始目標2031年に向けて、技術、商用、規制、許認可などを直接移行できる成熟度レベルまでプロジェクト全体を引き上げる。

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