Huismanが大金重工と1,200トンペデスタルクレーン4基の納入契約締結

2026年9月14日、Huismanは中国のDajin Heavy Industry(大金重工)と1,200トン吊りペデスタルクレーン4基の納入契約を締結したと発表。
納入契約を締結した4基のペデスタルクレーンは、大金重工がJumbo Maritime向けに現在建造している25,000DWTのL-Classと呼ばれる新型重量物運搬船2隻に2基ずつ設置される予定。Huismanの新型ペデスタルクレーン・シリーズとして初導入案件で、Jumbo Maritimeが最初の顧客となる。
Huismanの新型ペデスタルクレーン・シリーズは、世界各地の過酷な重量物吊り上げ作業において最大限の汎用性を発揮するように設計されており、ペデスタルクレーン特有のシンプルな構造を維持しつつ、通常はより大型のクレーンでなければ実現できない180トンから1,200トンという吊り上げ能力を実現。統合された設計によりメンテナンスの手間を最小限に抑え、保守作業を簡素化するとともに、運用期間全体を通じて船舶の稼働率を最大化することに貢献するという。
Jumbo Maritime向けに納入されるクレーンは、将来的にフライングジブを追加設置できるよう設計されており、より幅広い作業への対応が可能。また、完全電動駆動システムとHuisman独自のPower Management System(電力管理システム)を組み合わせることで、高い運用性能と信頼性を維持しながらエネルギー消費を最適化。
HuismanのCEOであるDavid Roodenburg氏は、契約を締結した大金重工に感謝するとともに、Jumbo MaritimeがHuismanの新型ペデスタルクレーンを採用したことを誇りに思うとした上で、Jumbo Maritimeとの関係は50年以上にも及び、これまで数多くの革新的な吊り上げソリューションを生み出しており、この新型クレーンが今後数十年にわたり、安全かつ効率的で持続可能な重量物吊り上げ作業を支えていくものと確信していると述べています。
新型重量物運搬船2隻は2028年と2029年に引き渡し予定
Jumbo Maritimeが大金重工と新型重量物運搬船2隻の建造契約を締結したのは2026年5月。引き渡し予定は、1隻目が2028年、2隻目が2029年となっている。
L-Classと呼ばれる新型重量物運搬船は、メタノール燃料に対応しており、載貨重量トン数は25,000トン。Huisman製の1,200トン吊りペデスタルクレーン2基を搭載し、タンデムリフトによる最大吊り上げ能力は2,400トン。柔軟性と効率性を重視した設計で、高い甲板強度、広いオープンデッキ面積、十分な貨物容量、深い貨物室、そして高度な揚陸性能を備えており、増加する揚重能力とより多くの貨物輸送量が求められる市場の変化に対応。洋上風力、石油・ガス、鉱業、その他特殊な洋上での重量物輸送業務といったJumbo Maritimeの主要市場での運航をサポートする。
新造する重量物運搬船2隻は、Jumbo Maritimeの既存大型運搬船とともにJSI Allianceの艦隊に加わる。JSI Allianceは、2021年にJumbo MaritimeとSAL Heavy Liftが設立した商業パートナーシップで、2024年にはSAL Intermarineが加入し、80隻以上の船舶を統合してグローバルな貨物、エネルギー、工業、インフラ市場にサービスを提供する艦隊を形成。