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重量73,500トン、デンマークとドイツを結ぶ沈埋トンネル据付開始

重量73,500トン、デンマークとドイツを結ぶ沈埋トンネル据付開始
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重量73,500トン、デンマークとドイツを結ぶ沈埋トンネル据付開始

2026年5月7日、Femernはデンマークとドイツを結ぶ世界最長の沈埋トンネル「Fehmarnbelt fixed link」で全89函の沈埋函のうち最初の1函目の据付が完了したことを発表しました。

デンマークのロラン島にあるRødbyhavnにある造函施設から据付場所へ向けた沈埋函輸送は、5月4日の夜遅くに開始。「Fehmarnbelt fixed link」建設で沈埋函設置向けに設計された特殊船「Ivy 1」「Ivy 2」を沈埋函と接続した状態で5隻のタグボートで曳航。

据付場所で沈埋函を降下させる作業は5月6日12時ごろ開始。降下開始から約14時間後、沈埋函は海底の所定位置に到達し、1函目の据付が完了。1函目の沈埋函はデンマーク側の陸上から施工しているトンネルに隣接した位置に設置され、油圧アームを用いて陸上側坑口に接続。最終的に、据付した沈埋函内部で精密レーザー計測をおこない、位置を確認。その後、特殊船「Ivy 1」「Ivy 2」と沈埋函の接続を解除。据付が完了した沈埋函の両サイドには、固定のため埋め戻しがおこなわれる予定。

造函施設の輸送開始から据付完了までの所要日数は4日間。沈埋トンネル完成まであと残り88函。気が遠くなるような作業。計画スケジュールでは2029年開通の予定でしたが、完成は2年遅れの2031年になる見込み。

関連 デンマークとドイツを結ぶ世界最長の沈埋トンネルを施工する特殊船(記事後半に掲載している施工概要の動画で沈埋函据付に使用している油圧アームの動作アニメーションが紹介されています。1:28~)

世界最長の沈埋トンネル「Fehmarnbelt fixed link」

「Fehmarnbelt fixed link」は、デンマークのロラン島にあるRødbyhavnとドイツのフェーマルン島の間にあるフェーマルン・ベルト海峡を横断する約18kmの沈埋式海底トンネル。完成すると、世界最長の沈埋トンネルとなり、鉄道道路併用トンネルとしても世界最長になるという。

設置する沈埋函は、標準函79函と異形函10函の合わせて89函。標準函の長さは217m、高さ9m、重量73,500トン、製作段階では約24mのセグメント9つで構成されている。

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