2隻の起重機船による相吊りで800トン吊りゴライアスクレーン設置

出典:江苏润邦重工股份有限公司
2026年9月28日、江蘇潤邦重工(Jiangsu Rainbow Heavy Industries)は独自の揚重機器ブランドであるGENMAが新大洋造船(New Dayang Shipbuilding)向けに製造した800トン吊りゴライアスクレーンの設置作業完了を発表しました。
ガーダーと呼ばれるゴライアスクレーンの主桁を設置する作業では、起重機船2隻による相吊りを採用。起重機船での吊り位置、荷重配分、係留時の配置について、精密な計算と綿密なシミュレーションをおこない、安定した据付を実現。GENMAのプロジェクトチームは顧客や吊り上げ作業をおこなう協力会社と緊密に連携し、計画の検証から現場の統括、安全管理に至るまで各工程を円滑に進めた。設置作業完了はチームの専門能力と高い調整能力を発揮した結果だという。
今後は早期稼働に向けて、設備の調整および関連試験が進められる予定。
長さ180mのガーダーを50mオーバーハングした状態で輸送

出典:江苏润邦重工股份有限公司
800トン吊りゴライアスクレーンの輸送工程では、大きな課題に直面していたという。
ゴライアスクレーンのガーダー(主桁)は全長180mに及び、輸送船への搭載時には大きくオーバーハングして船尾から50m張り出しており、輸送船の安定性と構造上の安全性に対して極めて高い要件が求められた。GENMAのプロジェクトチームは、SPMT(自走式多軸台車)を用いた一括ロールオン・ロールオフ(Ro-Ro)工法を採用し、制御可能な船尾オーバーハング積載・安定化方式を独自に導入。さらに、多岐にわたる条件下でのシミュレーション計算やリアルタイムでの応力・姿勢監視を通じて構造への負荷を精密に制御し、長江の複雑な水流や過密な船舶往来といった難題を克服して、超大型設備の海上輸送を無事に完了させた。