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建造中のSEP船進水作業、どうやって運んでる?

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1,600トン吊りSEP船の進水作業

2023年11月28日、中国で上海振新船務有限公司向けに建造している1,600トン吊りSEP起重機船の進水がおこなわれました。

船体の大きさは、長さ123.95m、幅48m、深さ9.5m。1,600トン吊りのクレーンを搭載し、レグ長さは不明ですが最大作業水深は70m。自航式で船尾には2,400kWのアジマススラスター3基、船首には2,000kWのバウスラスター2基があり、DP-2の自動船位保持装置を搭載。完成すると16~18MWの風力タービン設置が可能だという。

2022年9月にFirst Steel Cuttingがおこなわれ建造が開始されていたようですが、完成・引き渡し予定は不明。

船名不明
クレーン能力1,600トン
長さ123.95m
48m
深さ9.5m
レグ長さ不明
(最大作業水深 70m)
DPSDP-2
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気になるSEP船の進水方法

半潜水式バージを使用したSEP起重機船の進水
出典:龙de船人

SEP船の進水方法として使用されているのは半潜水式バージ。ドックではない場所で建造された船体を半潜水式バージを使用して進水する方法は、あまり見かけませんがそこまで珍しい方法という訳ではない。

しかし、まだ完成していない建造中とはいえ、120m以上ある巨大な船体を建造場所から半潜水式バージの甲板上まで運ばなければならない。気中での船体運搬には、SPMT(Self-Propelled Modular Transporter)と呼ばれる自走式多軸台車が使用され、重量に合わせて必要台数配置すれば運ぶことは出来る。

半潜水式バージへ船体を運搬する画像を見た時に驚いたのは、桟橋が無い部分を通っているように見えたこと。”コ”の字になっている桟橋の”コ”の中に台船か何かを差し込んで海上部分を通過しているのかと思いましたが、実際は違うようです。

気になったので画像をもとに、Googleマップの航空写真で探すと進水作業をしていた場所を発見。それがこちら👇

Googleマップ航空写真

しっかり桟橋がありました。

半潜水式バージへ船体を運ぶ画像では、ちょうど桟橋が隠れているので無いように見えていましたが沖側の桟橋につながる通路的な桟橋がありました。

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