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SEP船「Boreas」建造後の初プロジェクトはNordseecluster

SEP船「Boreas」建造後の初プロジェクトはNordseecluster
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SEP船「Boreas」建造後の初プロジェクトはNordseecluster

Van Oordのプレスリリース

Van Oord selected as preferred supplier for the 1.6 GW Nordseecluster wind project in Germany

(Van Oord がドイツの 1.6 GW Nordseecluster 風力発電プロジェクトの優先サプライヤーに選ばれる)

https://www.vanoord.com/en/updates/van-oord-selected-preferred-supplier-16-gw-nordseecluster-wind-project-germany/

 2023年4月26日、Van Oordはドイツ沖合で建設計画が進められている洋上風力発電プロジェクト Nordseecluster wind project の風力タービン基礎輸送・設置について優先サプライヤーに選ばれたことを発表した。

 そして、風力タービン基礎のモノパイル設置をおこなうのは現在中国で建造中のメガSEP船「Boreas」であることを明らかにし、完成後の初プロジェクトになると述べている。

 Nordseeclusterでは単機出力15MWの風力タービン104基の設置が計画されており、SEP船「Boreas」によるモノパイル設置は2025年に44基、2026年に60基が予定されている。モノパイルの重量は最大1,750トン。

 中国のYantai CIMC Rafflesで建造中のSEP起重機船「Boreas」は2024年に完成・引き渡し予定。搭載されるクレーンの吊り上げ能力は3,000トン以上。巨大なクレーン以外にもメタノール燃料船という大きな特徴をもっており、つい先日、搭載するWärtsilä 32メタノールエンジンが工場受入試験に合格し、建造が進められているという発表があった。

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Nordseecluster offshore wind project

「Nordseecluster offshore wind project」の概要
  • 設置位置:ドイツ ユイスト島から北へ35kmの北海
  • 発電容量:総発電容量1,560MW(N-3.5 420MW,N-3.6 480MW,N-3.7 225MW,N-3.8 435MW)
  • 風力タービン:Vestas V236-15.0 MW、104基
  • 風車基礎:着床式、モノパイル(最大重量1,750トン)
  • 運転開始:フェーズA=2027年、フェーズB=2029年

 「Nordseecluster offshore wind project」は、ドイツ北西部にあるユイスト島から北へ35kmの北海に建設が予定されている総発電量1,560MWの洋上風力発電所。事業者は、RWEとNorthland Powerの合弁会社。4つの風力発電サイトで構成されており、2段階のフェーズで建設が計画されている。

 フェーズAは、N-3.7(225MW)とN-3.8(435MW)で15MWの風力タービン44基で構成され660MWの発電容量があり、現在、許可申請段階にある。

 フェーズBは、N-3.5(420MW)とN-3.6(480MW)で900MWの発電容量があり、今年ドイツでおこなわれる入札で2つのサイトを確保する予定。

 風力タービン基礎のモノパイル輸送・設置については、Van Oord が優先サプライヤーに選ばれ、風力タービンの輸送・設置については、Havfram Wind が選ばれています。

 Havfram Windは、中国で2隻のSEP起重機船を建造中で搭載されるクレーンの吊り上げ能力はどちらも3,250トン。

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