サイトアイコン Crane1000

韓国ケーブルメーカーがDOFからケーブル敷設船を取得

韓国ケーブルメーカーがDOFからケーブル敷設船を取得
スポンサーリンク

韓国ケーブルメーカーがDOFからケーブル敷設船を取得

2026年5月14日、韓国のケーブルメーカーTaihan Cable & SolutionはDOFから1万トン級のケーブル敷設船(Cable Laying Vessel)「Skandi Connector」を買収することを明らかにしました。

Taihan Cable & SolutionはDOFと船舶売買契約を締結し、2026年8月に韓国国内に引き渡される予定。

ケーブル敷設船「Skandi Connector」はルーマニアのDamen Shipyards Galatiで建造され、2016年に竣工。オランダのDamenによる船体設計で高仕様のケーブル敷設船。ノルウェーのDOF Groupが運用し、現在までに合計27のプロジェクトで約1,300kmの海底ケーブルを敷設、ヨーロッパなどグローバル市場で安全性と施工能力は立証されている。

Taihan Cable & Solutionは今回のケーブル敷設船「Skandi Connector」買収について、世界的な洋上風力拡大と電力網投資の増加により大型ケーブル敷設船需要が急増するという状況のなか、新規建造船では無く直ちに投入可能な高仕様のケーブル敷設船を保有することで事業対応速度と運営安定性を高め、需給不均衡に対する先制対応だと述べている。さらに、海外船舶依存度を下げ、国内電力網事業の安定性向上とエネルギー安全保障にも寄与するという。

Taihan Cable & Solutionは、1955年に韓国初のケーブル製造企業として設立し、忠清南道の唐津市に自社製造工場があるほか、ベトナム、南アフリカ、サウジアラビア、クウェートにも生産子会社を持つ電気・通信用ケーブルに関する韓国企業。

ケーブル敷設船「PALOS」との2隻体制で施工能力を強化

ケーブル敷設船「Skandi Connector」は、Taihan Cable & Solutionが保有するケーブル敷設船として2隻目にあたる。1隻目は韓国初の洋上風力向けケーブル敷設船として2024年7月に就航した「PALOS」で、BoskalisからTaihan Cable & Solutionが買収。

「Skandi Connector」の保有を通じて洋上風力プロジェクトにおけるアレイ間及びエクスポートケーブルの施工能力を強化するとともに、長距離系統連系(Interconnection)とHVDC(高圧直流送電)電力網まで対応可能な保有ラインナップを整備。既存の「PALOS」と合わせ2隻のケーブル敷設船を保有し、プロジェクト特性と施工環境に応じて最適な船舶を投入・運用できる施工体系を構築。

関連 韓国初のケーブル敷設船「PALOS」就航

ケーブル敷設船「Skandi Connector」

ケーブル敷設船「Skandi Connector」
出典:DOF

「Skandi Connector」はアメリカ船級協会(ABS,American Bureau of Shipping)で船級登録されており、船体寸法は長さ138.05m、幅27.45m、深さ9.6m。

ケーブル積載容量は7,000トン、2本のケーブルを同時に敷設可能。自航船で速力は12ノット、非自航式のCable Laying Bargeと比較して施工安定性と作業効率に優れている。DPS-2の自動船位保持装置(DPS)を搭載。Flat Bottom(平底型)の船体形状により、水深が浅い海域でも安定した施工が可能。

1隻目のケーブル敷設船「PALOS」と同様に今後、船名変更がおこなわれるのかもしれません。

船名Skandi Connector
総トン数10,678トン
載貨重量トン数8,129トン
長さ138.05m
27.45m
深さ9.6m
船籍デンマーク
建造年2016年2月
モバイルバージョンを終了