東洋建設は自航式ケーブル敷設船の母港を石狩湾新港とする協定締結

2026年4月1日、東洋建設は自航式ケーブル敷設船の母港を石狩湾新港とすることに関して石狩湾新港管理組合と協定を締結したと発表。
石狩湾新港を母港として長期利用することにより、石狩湾新港の活性化と東洋建設の洋上風力事業取組の円滑化はもとより、持続可能な社会の実現と地域産業の振興を目指すとしている。
主な協定内容
- 2026年10月1日より、自航式ケーブル敷設船の母港を石狩湾新港とする
- 石狩湾新港管理組合は、自航式ケーブル敷設船の岸壁使用について調整に努める
- 東洋建設は、船舶運用に必要な備品や資機材等の調達を通じて、地域経済の発展に貢献する
- 協定期間は3年間とするが、両者合意により延長を可能とする
VARDが東洋建設向けに建造している自航式ケーブル敷設船(建造番号:NB 980)は、現在ノルウェーのTomrefjordにあるVard Langstenで最終艤装および総合試運転が進められている。引き渡し予定は、2026年6月。日本からはるか遠い北欧のノルウェーから日本までの距離は約30,000km(約16,200海里)。日本への回航日数は平均速力11ノットでも2ヶ月以上かかる。
自航式ケーブル敷設船の概要

出典:TOYO CONSTRUCTION
東洋建設が建造中の自航式ケーブル敷設船は、イタリアの造船会社フィンカンティエリ傘下のVARDによる船体設計で ”VARD 9 15” を採用。長さ150m、幅28mの船体は日本の自然条件に最適な仕様となっており、水深の浅い海域から深い海域まで幅広いエリアで高い稼働率の作業が可能。
| 船名 | 未発表 |
| 総トン数 | 19,000トン |
| 長さ | 150m |
| 幅 | 28m |
| 深さ | 12m |
| 喫水 | 7m(最大) |
| ケーブル容量 | 9,000トン |
| 甲板面積 | 2,500m2 |
| 宿泊設備 | 90人 |
| DPS | Class 2 |
| クレーン | 250トン、100トン (動揺低減機能付き) |
| その他の設備 | ヘリデッキ 4点係留装置 2×ROV システム バッテリー蓄電 |
東洋建設のケーブル敷設船 建造タイムライン
建造タイムライン
- 2023年12月建造契約締結
建造契約時点で引き渡し予定は2026年上半期
- 2024年7月建造開始
VARD Brăila ShipyardでFirst Steel Cutting Ceremony実施
- 2024年9月起工式
起工式(Keel Laying Ceremony)
- 2025年2月船体後部の進水
- 2025年6月末進水式
Launching Ceremony
- 2025年12月最終艤装に向けてノルウェー到着
ノルウェーのTomrefjordにあるVard Langstenへ到着
- 2026年6月完成・引き渡し(予定)