2,200トン吊り半潜水式多機能起重機船のクレーン部材輸送

出典:龙de船人
中国の中交四航局江門航通船業有限公司が建造している2,200トン吊り半潜水式多機能起重機船のクレーン主要3部材が南通振華重型装備製造有限公司によって製造され、輸送のために積み込みを完了しました。
中国メディアで報じられている画像では、クレーンのAフレームを輸送船に積み込む様子が紹介されています。クレーン主要3部材のうちAフレーム以外の部材に何が含まれているのかは不明。
2,200トン吊り半潜水式多機能起重機船の建造は、2024年11月28日に鉄鋼切断式がおこなわれ着工。およそ1年後の2025年12月に起工(キール敷設式)しており、建造が進められている。完成・引き渡し時期については不明。
- 2024年11月着工(鉄鋼切断式)
- 2025年12月起工(キール敷設式)
- 2026年2月クレーン主要3部材輸送
2,200トン吊り半潜水式多機能起重機船

出典:龙de船人
中交四航局江門航通船業の掲載情報で ”2200吨多功能半潜起重船” と書かれているので2,200トン吊り半潜水式多機能起重機船と翻訳していますが、完成イメージを見ると2,200トン吊りクレーンを搭載しているフローティングドック。
船体寸法は長さ110m、幅43.8m、深さ8m。半潜水時の最大喫水は28.6m、最大甲板深度は20.6m。搭載クレーンは船尾固定吊りで最大吊り上げ能力2,200トン、旋回時は最大1,500トン。ブーム先端の補助フックは揚程178m。クレーンのAフレームは折り畳み式となっており、格納時のAフレーム上端は甲板上から44.5m。中国船級協会の船級登録を受ける予定。
使用用途としては、ケーソンを含む海上重量物運搬作業や港湾・埠頭建設の他に海洋救助・サルベージなど様々な分野が想定されていると報じられています。洋上風力関連の施工については書かれていませんでしたが、吊り上げ能力や高い揚程から洋上風力タービンの設置・メンテナンスも可能なスペック。ただ、レグは搭載されておらず、SEP船ではないため、船体を沈めて船底を着底させた状態で作業をおこなう着座式クレーン船としての運用を見込んでいる可能性はあるかもしれません。