フィリピンでタグボート「MTUG SL SUAL 1」沈没、海に飛び込んだ乗組員を全員救助

2026年8月24日、フィリピンのルソン島西部に位置するサンバレス州ボトラン沖でタグボート「MTUG SL SUAL 1」が沈没する事故が発生。
フィリピン沿岸警備隊(PCG:Philippine Coast Guard)の発表情報によると、タグボート「MTUG SL SUAL 1」は沈没する10日前の8月14日に水中にある金属製の残骸と思われるものとの衝突で浸水したため、意図的に浅瀬へ座礁。その後、船体を移動させる曳航作業の最中に右舷へ傾き始め、水深約24mの海域に沈没。浸水の原因と考えられている以前沈没した船舶の一部を含む金属製の残骸については、調査が進められている。
タグボート「MTUG SL SUAL 1」の船体が沈み始めた時、乗組員10名が乗船していましたが、沈没前に海へ飛び込み、全員が無事に救助され、健康状態に問題がないことが確認されている。
幸いなことに人的被害はでなかったものの、船内には約15,000リットルのディーゼル燃料が積載されており、油流出のリスクが懸念されている。今のところ、燃料タンクに損傷はないと報告されていますが、フィリピン沿岸警備隊は油の流出がないか監視するため、沈没現場周辺の海岸線および付近を流れるブカオ川沿いのパトロールを実施。油流出の兆候が確認された場合に備え、直ちに対応するため吸着マットなどの油流出対策資機材を準備しているという。
沈没したタグボート「MTUG SL SUAL 1」に関する今後の対応について、8月24日午後に運航会社の代表者や船長、その他の関係者と協議をおこなう予定。
【動画】沈没直前に海へ飛び込む乗組員
2026年8月24日、フィリピンのルソン島西部に位置するサンバレス州ボトラン沖でタグボート「MTUG SL SUAL 1」が沈没。乗組員10名は船体が沈没する寸前に海へ飛び込み、全員無事救助。間一髪のところで助かってよかった😮💨pic.twitter.com/2MPPdtOowX
— クレーン船.com (@crane1000com) August 24, 2026