Hanwha Oceanで2,600トン吊りSEP起重機船建造開始


出典:Hanwha Ocean
2026年6月30日、Hanwha Oceanで韓国の国内向けとなる2,600トン吊りSEP起重機船(建造番号:No.3309)の鉄鋼切断式(Steel Cutting Ceremony)がおこなわれ、建造を開始しました。
Hanwha Oceanは2026年2月に系列会社のOcean Wind Power 1からSEP起重機船1隻の建造を7,687億ウォン、日本円に換算すると約822億円(1ウォン=0.107円として換算)で受注したと発表。7月10日にLinkedInで公開された鉄鋼切断式の画像を見ると、船主は Ocean E&I Co.,Ltd と記載されていました。
建造を開始したSEP起重機船は2028年上半期に引き渡しが予定されており、韓国の全羅南道西部にある新安郡(Sinan)都草面 牛耳島里(Uido-ri)南東海域で開発が進められている「Shinan-Ui offshore wind project」を含む、韓国の国内洋上風力発電プロジェクトへ配船が検討されている。
船体設計はGustoMSC、「NG-16000X」の建造は4隻目


2026年2月、GustoMSCは親会社のNOVを通じてHanwha OceanからSEP起重機船の設計を受注したと発表しています。
NOVのプレスリリースによると、船体設計「NG-16000X」をベースにした次世代風力タービン設置船の主要機器設計・供給に関する契約をHanwha Oceanと2025年半ばに締結。これまでに「NG-16000X」は、ジョーンズ法に準拠した米国初のSEP起重機船「Charybdis」、Cadeler向けの「Wind Maker」「Wind Mover」で採用されており、今回の建造で4隻目となる。
韓国洋上風力の将来需要に応えるべく設計されており、積載能力と揚重能力が向上し、より深い水深での作業を可能にするためレグを長く設計。さらに、液化天然ガス(LNG)やアンモニアなどの代替燃料に対応。
Hanwha Oceanの掲載情報によると、クレーン能力は国内の既存SEP起重機船と比較して2倍以上、レグ長さは18m延長といった具合に、なぜか直接的な数値は明記されておらず、回りくどい表現で説明されています。クレーン能力は、GustoMSCの掲載情報で2,600トン吊りであることが明らかにされており、国内の既存SEP起重機船というのは1,200トン吊りSEP起重機船「Hyundai Frontier」を指している。「NG-16000X」の標準仕様でレグ長さは最大109mとなっているので、18m延長ということはレグ長さ127m。


