座礁した「にらいかないⅡ」、台風接近で離礁作業を一旦中止して乗組員退避
2026年6月25日、RORO船「にらいかないⅡ」を所有・運航する琉球海運株式会社は座礁事故に関して第4報を発表。
第4報の発表情報では、RORO船「にらいかないⅡ」を座礁箇所から離礁させるべく、関係者と連携して被害の拡大防止に必要な対応をおこなうとともに離礁作業にあたっているものの、6月25日時点では離礁に至っていないとした上で、台風7号と台風8号の接近に伴い離礁作業を一旦中止して船固め及び油濁防止措置、貨物の固縛など、可能な限りの対応を講じて乗組員及び関係者の退避を実施したことを明らかにした。
今後の天候状況および安全確認が整い次第、RORO船「にらいかないⅡ」の離礁作業を再開する予定。
RORO船「にらいかないⅡ」が東京都の伊豆諸島北部に位置する利島で座礁したのは、2026年6月19日03時30分ごろ。乗船している17人にケガなどは無く、6月25日時点で油の流出は確認されていない。
台風7号、8号の予想進路

出典:気象庁ホームページ (https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#contents=typhoon)
台風7号(メーカラー)、8号(ヒーゴス)の予想進路を見ると、どちらもRORO船「にらいかないⅡ」が座礁している利島に向かって進む予報となっている。
利島付近を通過する6月27日21時の時点で台風7号の中心気圧は992hPa、中心付近の最大風速23m/s、最大瞬間風速35m/s。かなり勢力は衰えているようですが、利島村の天気予報で6月27日の波は3mのち6mでうねりを伴うという恐ろしい予報となっている。

出典:気象庁ホームページ (https://www.jma.go.jp/bosai/forecast/#area_type=class20s&area_code=1336200)
RORO船「にらいかないⅡ」の乗組員は退避しているため、台風による直接の人的被害は出ないと思いますけど、波浪による船体損傷は考えられる。台風通過後に天候が回復すれば、離礁に向けた作業を再開するということなので、まず最初におこなうのは台風による船体損傷を含めた被害状況の確認。最悪なパターンとして想定されるのは、船体損傷部分から浸水して尚且つ意図せず離礁・漂流後に沈没というシナリオ。船体の無事を祈るばかりですが、あわよくば波と風で少しだけ沖側に移動してて欲しい。
RORO船「にらいかないⅡ」

出典:SAIKI HEAVY INDUSTRIES
- Owner(船主):RYUKYU KAIUN KAISHA(琉球海運株式会社)
- Manager(運航会社):RYUKYU KAIUN KAISHA(琉球海運株式会社)
- Shipbuilder(建造):SAIKI HEAVY INDUSTRIES CO., LTD.(
佐伯重工業株式会社)
| 船名 | にらいかないⅡ (NIRAIKANAI II) |
| 総トン数 | 11,687トン |
| 載貨重量トン数 | 7,763トン |
| 長さ | 181.51m |
| 幅 | 26m |
| 深さ | 18m |
| 船種 | RO-RO CARGO/VEHICLES |
| 船籍 | 日本 |
| 建造年 | 2017年11月 |