ドイツ沖の洋上風力「Gennaker」で新たに100MWのPPA締結
2026年6月26日、Skyborn Renewablesはエネルギー会社Uniperとドイツ沖の「Gennaker Offshore Wind Farm」に関する100MWのPPA(Power-Purchase-Agreement:電力購入契約)を締結したと発表。「Gennaker Offshore Wind Farm」に関するPPAは、Amazonとの間で締結した600MWのPPAに続いて2件目となる。
今回のPPA契約はCOD(Commercial Operation Date:商業運転開始日)後に開始され、初期期間は10年間となっており、延長オプションも設けられている。
「Gennaker Offshore Wind Farm」は、ドイツのフィッシュラント=ダルス=ツィングシュト半島から北へ約15kmのバルト海でSkyborn Renewablesが開発を進めており、Siemens Gamesa製の風力タービン「SG 14-236 DD」63基と洋上変電所2基を設置する計画。総発電容量は976.5MW。建設は2026年夏に開始される予定で、2028年末頃に稼働開始が見込まれている。
両CEOのコメント
UniperのCEO Michael Lewis氏は「Uniperとして初となる洋上風力PPAの締結は、変革戦略が着実に実行されていることを示している。ドイツのバルト海で発電される洋上風力は、信頼性の高い国内産の低炭素電力を供給し、当社の多様なポートフォリオを拡充するもので、長期的なエネルギーシステムの強靭性を強化するための、戦略的な一歩です。」と述べている。
Skyborn RenewablesのCEO Patrick Lammers氏は「UniperとのPPA締結は、Gennakerプロジェクトにとって重要なマイルストーンです。Skyborn RenewablesのモデルケースとなるGennakerプロジェクトは、大規模な洋上風力発電をいかにして確実かつ大規模に実現できるかを示す。この実現に尽力したチームを非常に誇りに思います。」と述べている。
Uniperについて
ドイツのデュッセルドルフに拠点を置くUniperは、世界的に事業を展開する欧州のエネルギー企業。約7,000人の従業員を擁し、欧州、特にドイツ、英国、スウェーデン、オランダといった主要市場において、エネルギーの安定供給を確保する上で重要な役割を担っている。Uniperは18.5ギガワットの発電容量を有し、信頼性の高い電力供給の要となっている。Uniperは主要なガス事業者であり、北西欧州における最も重要なLNG輸入業者の一つとして、幅広い調達ポートフォリオを通じて供給の安定性を高めており、再生可能エネルギー、水素、その他の低炭素エネルギーキャリアへの投資を通じて、エネルギーシステムの変革を推進している。
Gennaker Offshore Wind Farm

| 名称 | Gennaker Offshore Wind Farm |
| 設置位置 | ドイツ フィッシュラント=ダルス=ツィングシュト半島から北へ約15km |
| 発電容量 | 976.5MW |
| 基礎構造 | 着床式、モノパイル |
| タービンメーカー | Siemens Gamesa |
| 風力タービン | 9MW → SG 14-236 DD |
| 設置基数 | 103基 → 63基 |
| 運転開始 | 2028年 |
| 事業者 | Skyborn Renewables |
| その他 | 洋上変電所2基 |