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2,200トン吊りクレーン船「嘉睿順」の過負荷試験完了

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2,200トン吊りクレーン船「嘉睿順」の過負荷試験完了

2024年5月16日、中交四航局江門航通船業有限公司が広東嘉睿順海洋科技股份有限公司向けに建造している2,200トン吊りクレーン船「嘉睿順」(Jia Rui Shun)の過負荷試験が完了。

5月14日から16日にかけて実施したメインクレーンの過負荷試験では、テストウェイトとしてウォーターバッグを使用し、最大で2,200トンの1割増しとなる2,420トンの重量を吊り上げて試験がおこなわれました。さらにクレーンの旋回試験では、2,200トンの負荷状態でヒール3°・トリム2°、1,800トンでヒール・トリムともに1.5°という条件をクリアしたという。

※ヒール:船体前後の傾き

※トリム:船体左右の傾き

2,200トン吊りクレーン船「嘉睿順」

船名嘉睿順
クレーン能力2,200トン
揚程115m
長さ128m
40m
深さ8.6m
宿泊設備80人
2,200トン吊りクレーン船「嘉睿順」
出典:龙de船人

クレーン船「嘉睿順」(Jia Rui Shun)は長さ128m、幅40m、深さ8.6mの船体に2,200トン吊りのクレーンを搭載。船体形状からも推測できますが非自航式。6点係留設備があり、4階建ての居住区には80人分の宿泊設備を備えている。

2023年2月に建造を開始、同年4月にはドック内での建造を開始するキール敷設式がおこなわれ、このたび2024年5月にクレーン検査を実施。完成・引き渡し時期は不明。

クレーン船「嘉睿順」の建造タイムライン
  • 2023年2月
    建造開始
  • 2023年4月
    キール敷設式
  • 2024年5月
    クレーン検査
  • 不明
    完成・引き渡し
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