サイトアイコン Crane1000

世界初の超大型海洋研究プラットフォーム、2030年完成予定

世界初の超大型海洋研究プラットフォーム、2030年完成予定
スポンサーリンク

世界初の超大型海洋研究プラットフォーム、2030年完成予定

2026年3月28日、上海交通大学が主導する国家重点科学技術インフラプロジェクト「深遠海全天候型常駐浮体式研究施設」の建設が上海で正式に開始されました。

世界初となる超大型海洋研究プラットフォームは「遠海浮動島」(远海浮动岛)と呼ばれており、海洋機器、海洋資源、海洋科学の研究ニーズを同時に満たすことができるという。完成すると、甲板面積はサッカー場2面分(105m×68m×2面=14,280m2)ほどの広さ、高さはビル30階建て(約90m)に相当。

上海交通大学の実験プール(面積2,000m2)で実際の海洋環境を再現し、1/50スケールの模型によるシミュレーションを実施。研究者たちは「遠海浮動島」が外洋で遭遇する可能性のある台風、極端な波浪現象、そして様々な運用シナリオを繰り返しシミュレーションしているという。

深海採掘システム、主要な船舶・海洋機器、海洋石油・ガス機器の海洋研究プラットフォームを提供し、海洋資源の商業開発と利用を加速させ、海洋生態系の季節変動パターン解明、生命の起源と進化の謎を探求することに加えて、台風予報の精度向上と防災・減災能力の強化にも貢献することが期待されている。

超大型海洋研究プラットフォーム「遠海浮動島」は、2030年完成予定

「遠海浮動島」3つの主要システム

大型科学施設である「遠海浮動島」は、メインプラットフォーム、船上実験室、陸上支援システムという3つの主要システムで構成されている。

メインプラットフォームは革新的な「半潜水型カタマラン」船体設計を採用しており、数百トン級の大型深海機器の海上試験が可能。最大で水深10,000mの科学探査および実験研究をおこなうことができる。収容人員は238人。

風力階級7(13.9~17.1m/s)までの海況で安定して稼働でき、風力階級17(56.1~61.2m/s)のスーパー台風にも耐えられるという。

様々な大型機器を海上で試験するため、長さ約31m、幅約10mの大型ムーンプール(船体に設けられた開口部)が設置されており、最大300トンの荷重を吊り上げることができ、水深6,000mまでの海域で稼働可能。

船上実験室は海洋機器、海洋気象学、海洋科学の研究プラットフォームとして機能する。海洋重機・システム技術、海洋災害気象観測・研究、海洋水中物理環境に関する6つの船上実験室と、1つの洋上運用支援センターで構成。

陸上支援システムは洋上運用における陸上基地として、深海施設の日常的な運用・保守および指揮統制センターといった主に計測・制御業務、資材供給、保守支援業務を担う。

モバイルバージョンを終了