製造期間約2年、「Baltica 2」向け洋上変電所4基の輸送開始


2026年9月15日、Ørstedはポーランドの「Baltica 2 Offshore Wind Farm」向けとなる洋上変電所4基が完成し、製造場所のベトナムからバルト海へ向けて輸送を開始したと発表しました。
「Baltica 2」の洋上変電所4基はモノパイル基礎を採用しており、輸送を開始したのはトップサイドおよびモノパイルとの接続に使用するモジュールサポートフレーム 各4基。トップサイドの重量は約3,500トン/基、モジュールサポートフレームは500トン/基。合計約16,000トンという洋上変電所4基分の構造物は、輸送台船3隻に分けて積み込みがおこなわれた。Hapo International Bargesの輸送台船「H-401」(122m×36.6m×7.6m)にはトップサイド2基が積まれ、Sarensの輸送台船「Louis」と「Paula」(両船とも100m×33m×7.6m)にはそれぞれトップサイド1基とモジュールサポートフレーム2基を積み込み。
「Baltica 2」で設置する洋上変電所4基について製造を請け負っているのは、SEMCO MaritimeとPTSC Mechanical & Constructionのコンソーシアム。2024年11月27日にベトナムのブンタウにあるPTSC M&Cの製造ヤードでFirst Steel Cutting Ceremony(鉄鋼切断式)がおこなわれ、製造を開始。約2年にわたる製造、試運転を経て、完成。複雑な電気システムが洋上での稼働に耐えうる状態であることを確認するため、4基の洋上変電所では720項目以上の試運転試験を実施し、健全性を確認しているという。
輸送台船2隻は半潜水式運搬船「Seaway Hawk」で輸送


トップサイド1基とモジュールサポートフレーム2基を積み込んだSarensの輸送台船「Louis」と「Paula」は、Seaway7の半潜水式運搬船「Seaway Hawk」に輸送台船ごと積まれて、輸送がおこなわれるようです。
Hapo International Bargesの輸送台船「H-401」の方は、特に半潜水式運搬船へ積み込んでいる様子は紹介されていないため、ボートで曳航するスタイルでベトナムからポーランドという長距離を輸送するのかも。もしかすると、時間差があるだけで同様の方法をとるのかもしれませんが、詳細は不明。
「Baltica 2 Offshore Wind Farm」の概要

- 設置位置:ポーランド ウストカとウェバの間から40km沖合のバルト海
- 発電容量:1,500MW
- 風力タービン:Siemens Gamesa 14MW、107基
- 風車基礎:着床式、拡張モノパイル
- 運転開始:2027年
「Baltica 2 Offshore Wind Farm」のサプライヤー
| 項目 | 企業名 | 数量 | 発表日 |
|---|---|---|---|
| 風力タービン供給 | Siemens Gamesa | 107基 | 2023年4月20日 |
| アレイケーブル供給 | Orient Cable | 66kV海底ケーブル:170km | 2023年6月6日 |
| モノパイル供給 | Navantia-Windar Steelwind Nordenham | 34基 77基 | 2023年6月6日 2023年10月31日 |
| 洋上変電所製造 | SEMCO Maritimeと PTSC Mechanical & Constructionの コンソーシアム | 4基 | 2023年6月13日 |
| ケーブル敷設 | Boskalis | エクスポート:約300km アレイ:約170km | 2023年9月5日 |
| 風力タービン設置 | Fred. Olsen WindCarrier Cadeler | 48基 59基 | 2024年1月3日 2024年2月20日 |
| モノパイル設置 | Van Oord | 111基 | 2024年2月14日 |