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約650億円、世界初の超大型海洋研究プラットフォーム建造契約

約650億円、世界初の超大型海洋研究プラットフォーム建造契約
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約650億円、世界初の超大型海洋研究プラットフォーム建造契約

出典:中国船舶集团有限公司

2026年10月23日、中国船舶集団(CSSC)は傘下の上海外高橋造船(SWS)と上海交通大学が国家重点科学技術インフラプロジェクト「深遠海全天候型常駐浮体式研究施設」のプラットフォーム建造契約を正式に締結したと発表。中国の国家重要プロジェクトは本格的な建設段階へと移行し、2030年6月の完成・引き渡しが予定されている。

入札結果によると、上海外高橋造船の落札価格は27億6,300万元、日本円に換算すると約650億円(1元=23.5円として換算)。

国家重点科学技術インフラプロジェクト「深遠海全天候型常駐浮体式研究施設」(深远海全天候驻留浮式研究设施)は「遠海浮動島」(远海浮动岛)と呼ばれており、上海交通大学が主導。2024年12月に上海交通大学と中国船舶集団第708研究所の間で設計契約が正式に締結され、第708研究所が設計を担当している。

出典:中国船舶集团有限公司

上海外高橋造船が契約したプロジェクトの建造範囲には、施設プラットフォームの本体システム、船上実験室システム、および陸上支援システムが含まれている。

プラットフォーム本体は、革新的な「半潜水型カタマラン」船体設計を採用しており、船体寸法は長さ138m、幅85m、深さ45m。最大排水量は約74,000トン、定員は238名、設計速力は11ノット。

様々な大型機器を海上で試験するため、長さ約31m、幅約10mの大型ムーンプール(船体に設けられた開口部)が設置されており、水深6,000mまでの海域に対応した最大300トンの荷重を吊り上げることができる揚重設備を搭載。プラットフォームは最大で水深10,000mの科学探査および実験研究をおこなうことができることに加えて、海況7(波高6~9m)の条件下でも作業が可能で、風力階級17(56.1~61.2m/s)の台風にも耐えられる、全水深・全天候に対応した総合的な実験能力を有している。

この巨大科学施設プロジェクト「遠海浮動島」は、深海科学・工学における新技術の応用深化を原動力とし、「長期滞在」と「迅速移動」を組み合わせた海洋科学研究プラットフォームという全く新しいコンセプトを基に、「高い耐台風性能」「超長期の滞在能力」「超大型・高荷重の積載能力」といった極限的な研究機能を統合。ハイエンド海洋装備の研究開発における自律制御の実現、海洋資源の持続可能な利用、海洋気象予報および防災・減災、深海における生物多様性の成因解明といった海洋科学・工学上の目標達成に貢献する。

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