台風7号の進路上で座礁したままの「にらいかないⅡ」

出典:気象庁ホームページ (https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#contents=typhoon)
東京都の伊豆諸島北部に位置する利島で座礁したRORO船「にらいかないⅡ」。現場に駆け付けた船舶によって離礁に向けた作業がおこなわれていますが、事故発生から4日が経過した6月23日時点では座礁したままとなっている。
台風7号の接近により、事態は一刻を争う状況に。6月23日21時の時点で台風7号(メ―カラー)の中心位置はまだフィリピンの東ですが、気象庁発表の進路予想図によると、6月27日午後にRORO船「にらいかないⅡ」が座礁している利島付近を通過する予報になっています。予報では台風が最も座礁位置に近づく6月27日21時の時点で中心気圧985hPa、中心付近の最大風速30m/s、最大瞬間風速40m/s。
今後の離礁作業は更新される予報を見ながら作業継続もしくは中断・退避といった決断を迫られると思いますが、現時点の予報だと6月26日には関係船舶やRORO船「にらいかないⅡ」の乗組員を含めた避難を完了させなければならないような状況。さらに、台風7号より勢力は弱いものの台風8号も接近しているため、もっと早い段階で退避しなければならない可能性もある。
台風が近づく前に離礁できることが望ましいですが、離礁後の曳航、そして台風をしのげる入港可能な港内へのRORO船「にらいかないⅡ」引き込みといった作業に必要な時間も考慮しなければならない。
非常に困難なサルベージオペレーションに対して、どのように対応するのか今後の動静に注目。タイムリミットは迫っている。
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関連 難航する「にらいかないⅡ」離礁作業、日本サルヴェージの「航洋丸」到着
タグボート4隻による離礁作業

出典:Marinetraffic
AIS情報によると、2026年6月24日00時の時点で救助船「航洋丸」、タグボート「富士丸」「清和丸」「夷隅丸」の4隻によるRORO船「にらいかないⅡ」離礁作業がおこなわれていることが確認できました。
RORO船「にらいかないⅡ」

出典:SAIKI HEAVY INDUSTRIES
- Owner(船主):RYUKYU KAIUN KAISHA(琉球海運株式会社)
- Manager(運航会社):RYUKYU KAIUN KAISHA(琉球海運株式会社)
- Shipbuilder(建造):SAIKI HEAVY INDUSTRIES CO., LTD.(
佐伯重工業株式会社)
| 船名 | にらいかないⅡ (NIRAIKANAI II) |
| 総トン数 | 11,687トン |
| 載貨重量トン数 | 7,763トン |
| 長さ | 181.51m |
| 幅 | 26m |
| 深さ | 18m |
| 船種 | RO-RO CARGO/VEHICLES |
| 船籍 | 日本 |
| 建造年 | 2017年11月 |
【動画】RORO船「にらいかないⅡ」離礁作業
神新汽船 フェリーあぜりあ🚢
— 椿TO島 民宿西山 (@asitabashouten) June 22, 2026
東海汽船 セブンアイランド友🚤
日本サルヴェージ 航洋丸🚣♂️
琉球海運 にらいかないII⛴️
関係者の皆さんの懸命な作業でも
未だ、離岸は出来ずにいます🥲
それにしても、にらいかないIIはデカい。 pic.twitter.com/4ueYArqZWo