前澤友作さんのメガヨット「NAUSICAÄ」大西洋を横断、フロリダへ

ドイツのルーセン造船所(Lürssen)で建造した前澤友作さんのメガヨット「NAUSICAÄ」が大西洋を横断し、アメリカのフロリダ州フォート ローダーデールへの航行を開始しました。
長さ114.2m、幅21m、総トン数6,593トンのメガヨット「NAUSICAÄ」が建造場所であるレンズブルクのルーセン造船所を出発したのは2026年5月23日。出発からおよそ12時間後にヘルゴラントへ到着。その後、ヘルゴラントからジブラルタルへ向かい、3日間ほど停泊。現在、大西洋を横断中で仕向け先はアメリカのフロリダ州フォート ローダーデール。
ジブラルタルからフォート ローダーデールまでの航行距離は約7,200km(約3,900海里)。速力は14ノット(約26km/h)程度でており、所要日数を計算すると、3,900海里 ÷ 14ノット ÷ 24時間 = 11.6日 ≒ 12日。5月31日にジブラルタルを出発しているので、フォート ローダーデールへの到着予定は6月12日ごろ。
2026年9月ごろに日本へ寄港予定
6年の歳月をかけ建造していた全長114.2mのメガヨットが遂に完成し航海に出ました。そして正式名をNAUSICAÄ(ナウシカ)と名づけました。これで世界中の海を冒険したいと思います。フィッシングボートや潜水艇も搭載しています。日本には9月ごろ寄港予定です。見かけたら手振ってください🖐️ pic.twitter.com/RH1BuhnJIQ
— 前澤友作 (@yousuck2020) May 26, 2026
実業家の前澤友作さんはXへの投稿(2026年5月26日投稿)でメガヨット「NAUSICAÄ」が2026年9月ごろに日本へ寄港予定であることを明らかにしています。
現在、メガヨット「NAUSICAÄ」が向かっているフロリダ州フォート ローダーデールから直接日本へ向かうことは無いと思いますけど、参考までにどれくらいの日数が必要なのか計算してみました。

フォート ローダーデールから日本(東京)までの航行距離は、パナマ運河を通るルートで約17,000km(約9,200海里)。平均速力14ノットで航行した時の所要日数は、9,200海里 ÷ 14ノット ÷ 24時間 = 27.4日 ≒ 28日。およそ1ヶ月。
Lürssenの150周年を記念する特別な「Project Cosmos」

前澤友作さん向けとなるメガヨット「NAUSICAÄ」の建造は「Project Cosmos」と呼ばれており、建造したルーセン造船所にとっても、150周年を記念する特別なプロジェクトだった。
「Project Cosmos」は、ルーセン造船所で建造する船舶として水素燃料電池を搭載した初めてのメガヨット。従来の内燃機関モードでの航行に必要なディーゼル発電機に加えて、500kWの水素燃料電池2基を搭載。水素からエネルギーを取り出す燃料電池は、水素と酸素の電気化学反応から電気エネルギーを直接取り出すため発電効率が高く、反応時に出る熱を有効利用することで、高い総合エネルギー効率を得ることが可能。さらに、利用段階では二酸化炭素を排出しないという地球環境に優しいという特徴。


船体デザインは、オーストラリアのデザイナーであるマーク・ニューソン氏(Marc Newson)が手掛けている。全長114.2mというボリュームのある船体で特徴的なのは、テラスに面した位置のプライベート書斎として設計された上部の大きなガラスドーム。複雑なガラス工学の技巧を凝らし、厚いガラスの大きな部分を曲げるという特注品のガラスドームは遮るもののない360度のパノラマビューを実現するという。
ガラスのコンセプトはキャビンデッキにも引き継がれ、上層階全体を連続したガラスの帯で覆い、遮るもののない眺望を実現。船首前方にあるヘリポートの下はガラス張りの展望ラウンジがあり、ガラスの手すりが付いたオープンバルコニーから船尾方向へメインデッキを見渡すことが出来る。船尾側の後部デッキには、スイミングプールとジャグジーが備えられている。
【動画】ジブラルタルに寄港したメガヨット「NAUSICAÄ」
船体がピカピカ過ぎて岸壁側に設置しているフェンダーの痕が黒く残ってないか心配。
