五洋建設、鹿島建設、寄神建設の3社による共同出資会社「PKYマリン株式会社」(出資比率 五洋:65%,鹿島:30%,寄神:5%)が保有・運営を行う1,600トン吊りSEP起重機船「CP-16001」。
1,600トン吊り「CP-16001」
SEP起重機船「CP-16001」の建造が発表されたのは、2019年11月20日。すでに、大林組と東亜建設工業及び清水建設は、SEP起重機船の建造を発表していました。当時、日本国内にSEP起重機船は1隻だけという状況。「CP-16001」の建造発表自体は、五洋建設の「CP-8001」、大林組・東亜建設工業、清水建設に次いで国内4隻目。
これまでの3隻と大きく違う点は、建造場所を国内ではなく海外にしたというところ。建造を行ったのはインドネシアのバタム島にあるGraha造船所。基本設計はGustoMSC、メインクレーンはHuismanが担当し、肝心な部分は押さえた上で建造場所を海外のインドネシアにすることで、建造コストを抑えている。投資額は約185億円。
船名 | CP-16001 |
クレーン能力 | 1,600トン |
ブーム長さ | 130m |
揚程 | 143m(甲板上) |
長さ | 119.4m |
幅 | 45m |
深さ | 7.3m |
デッキ面積 | 3,800m2 |
建造年 | 2023年9月 |
搭載されているクレーン能力は、1,600トン。船体寸法は、長さ120m、幅45m、デッキ面積は3,800m2。
10~12MW級の洋上風力タービン部材を複数基搭載して運搬できる仕様。
2021年12月に進水式
インドネシアのバタム島にあるGraha造船所で2020年10月に起工した後、建造が進められ、2021年12月に進水式がおこなわれました。
Vessel History
SEP起重機船「CP-16001」
- 2019年11月建造を発表
投資額は約185億円
- 2020年1月建造契約、船舶保有会社設立
SEP起重機船の保有・運営は、共同出資会社「PKYマリン株式会社」(出資比率 五洋:65%、鹿島:30%、寄神:5%)が行う
- 2020年10月起工
建造場所はインドネシアのバタム島にあるGraha造船所
- 2021年12月進水
2022年9月完成・引き渡し(当初予定)2023年4月稼働開始(当初予定)- 2023年9月完成・引き渡し
- 2023年11月稼働開始
「北九州響灘洋上ウインドファーム」で基礎工事の一部と風力タービン設置をおこなう予定