福岡県大島沖で火災が発生した掃海艇「うくしま」、翌日に沈没

福岡県大島沖で火災が発生した掃海艇「うくしま」、翌日に沈没

掃海艇「うくしま」は、福岡県宗像市の大島沖を航行中に起きた火災により翌日沈没。

2024年11月10日午前9時40分ごろ、福岡県宗像市の大島から北へおよそ2.3km沖合を航行していた掃海艇「うくしま」で火災が発生。10日14時前には一度、火災は鎮火したかのように思われましたが、その後再び出火。日付が変わった11日0時過ぎに船体は転覆し、8時半すぎに沈没。

火元のエンジンルームで当直にあたっていた隊員1人の行方が分からなくなっており、船体が沈没した後も潜水士による捜索がおこなわれています。

国の運輸安全委員会は掃海艇「うくしま」で起きた火災について、船舶事故調査官を現地に派遣し、火災や転覆の原因など事故の詳しい原因を調べる予定だという。

沈没位置

第七管区海上保安本部発表の緊急情報に掲載されている掃海艇「うくしま」の沈没位置（33-54.98N　130-23.58E）によると、大島の海岸から約1.6km沖。

掃海艇「うくしま」

海上自衛隊のすがしま型掃海艇6番艇にあたる掃海艇「うくしま」。掃海作業により機雷を除去するという任務の特性上、触雷を避けるため非磁性化されており、船体は木製。

【動画】火災が起きた掃海艇「うくしま」

【速報】
海上自衛隊の掃海艇「うくしま」
福岡沖で火災　船員１人搬送
「船内に１人取り残されている」情報も
海上保安部などが確認進める pic.twitter.com/sGtEycYy1Z

— NHK福岡 (@nhk_fukuoka) November 10, 2024

【動画】激しく炎上する掃海艇「うくしま」（11月10日19時過ぎ）

【映像】海上自衛隊掃海艇から激しい炎
福岡県沖を航行していた海上自衛隊の掃海艇「うくしま」から出火。男性隊員1人が行方不明になっています。10日午後7時すぎに撮影した映像では船体から激しく炎が上がっています。海上保安部などが消火にあたるとともに捜索を進めることにしています。 pic.twitter.com/CFHGXqvEqr

— NHK福岡 (@nhk_fukuoka) November 10, 2024

【動画】ほぼ沈没した状態の掃海艇「うくしま」（11月11日08時過ぎ）

【動画】
福岡沖できのう起きた海上自衛隊の掃海艇「うくしま」の火事。隊員１人不明で海上保安部が潜水で捜索へ。船体は垂直の状態で、ほぼ沈んだ状態に。 pic.twitter.com/yIFOb0kNSx

— NHK福岡 (@nhk_fukuoka) November 10, 2024