貨物船「DONG YU」座礁事故
事故の概要
2024年1月19日午前6時半頃、富山市の岩瀬浜から沖合約200mの位置で全長97mの貨物船「DONG YU」が座礁する事故が発生。貨物船には中国人をはじめインドネシア人、ミャンマー人の13人が乗船していました。
座礁後、6日間は船主が手配したタグボートにより移動させる作業を試みていましたが、1月25日に荒天に見舞われ事態が一変。貨物船「DONG YU」から救助要請があり、海上保安部を通じて航空自衛隊小松救難隊のヘリコプターが出動し、乗組員13人全員を富山空港に搬送。救助された乗組員13人にケガ人はいない。
座礁事故発生からの時系列
貨物船「DONG YU」座礁事故のタイムライン
- 2024年
1月19日 - 1月25日乗組員13人全員救助
船内の発電機が動かなくなり、非常用発電機も動かないとして乗組員から救助要請。貨物船は当初座礁した位置から東に200メートル流されていて、左舷に10~12度傾斜した状態。
- 1月28日貨物船「DONG YU」から油流出
貨物船「DONG YU」から沖合に向かって東西およそ1.6kmに渡り油流出。船の燃料である重油が漏れ出たものではないという推察。
- 6月12日2024年6月中に船体撤去の予定であることを発表
これまでに船内の油抜き取りは完了しており、船内の積荷回収や船体補修の作業が進行中
- 6月25日タグボートによる船体曳航
タグボートにより富山港へ曳航。今後は、県外に運んで解体する予定