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海運大手は紅海ルート回避の動向、スエズ運河庁は影響を注意深く監視

海運大手は紅海ルート回避の動向、スエズ運河庁は影響を注意深く監視 事件・事故
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海運大手は紅海ルート回避の動向、スエズ運河庁は影響を注意深く監視

スエズ運河庁のX投稿【2023年12月17日投稿】

Admiral Ossama Rabiee: “The navigation traffic through the Canal flows normally as usual, and we are watching closely the repercussions of the ongoing tensions in the Red Sea on the navigation through the Suez Canal”

(オサマ・ラビー提督:「運河を通る航行交通は通常通り正常に流れており、我々は紅海で進行中の緊張がスエズ運河を通る航行にどのような影響を与えるかを注意深く監視している。」)

X | Suez Canal Authority(@SuezAuthorityEG)

2023年12月17日、スエズ運河庁(Suez Canal Authority)の会長兼専務理事であるオサマ・ラビー提督は、スエズ運河の航行は通常通り正常に流れており、紅海で続く緊張がスエズ運河を通航する船舶へどのような影響を与えるか注意深く監視していると述べています。

スエズ運河庁では、一部の海運会社がスエズ運河を通るルートから一時的に喜望峰航路に変更すると発表したことを踏まえ、通航船舶に与える影響を調査している。発表された情報によると、11月19日から12月17日までに喜望峰航路を通過する船舶は55隻、同じ期間にスエズ運河を通過した船舶は2,128隻。

スエズ運河庁がXへの投稿をおこなった12月17日には、77隻の船舶がスエズ運河を通過。総トン数は400万トンに達しており、その中にはスエズ運河の通航を一時的に見合わせると発表した海運会社の所属する船舶も含まれていたという。「MAERSK SAIGON」、「CMA CGM CHRISTOPHE COLOMB」、「MSC FABIENNE」という船名を挙げ、各海運会社が喜望峰航路への変更を発表する前に紅海エリアへ入っていたため、そのままスエズ運河を通過したことを明らかにしている。

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喜望峰航路では9日~2週間のタイムロス

スエズ運河庁は、アジアとヨーロッパの航路においてスエズ運河を通航することで、出発港や目的港によって差があるものの9日~2週間の時間短縮になり、今後もスエズ運河は最速かつ最短ルートであり続けると強調している。

例えば、東京からロッテルダムの航路を見てみると、スエズ運河を通航するルートでは航行距離約21,000km(約11,300海里)なのに対して、喜望峰航路では約28,000km(約15,100海里)。その差は、約7,000km(3,800海里)に達する。平均速力を14ノットとして計算すると、所要時間は約271時間 = 約11日という結果に。

今後も紅海周辺の海域で緊張が継続し、スエズ運河航路を回避する動きが続けば世界的に影響が出る事は間違いなさそう。そして、スエズ運河の通航船舶が減少することで通行料収益が少なくなると、国家機関としてスエズ運河を運営しているエジプトも大きな経済的ダメージになりそう。

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