戦艦「大和」に関連する大型の工作機械の中で唯一現存する巨大旋盤が起重機船「駿河」によって吊り上げられ展示場所への設置が無事に完了。今後、展示施設上屋の建設に取り掛かり、完成するのは2023年2月末、除幕式・一般公開は2023年3月の予定。
戦艦「大和」の主砲を削った巨大旋盤 起重機船で展示施設に設置
2022年11月22日、広島県呉市にある大和ミュージアムの展示場所に巨大旋盤を吊り上げて設置する作業が行われた。岸壁で組み立てられた巨大旋盤を吊り上げたのは深田サルベージ建設㈱所有の2,200トン吊り起重機船「駿河」。
世界最大の戦艦「大和」に搭載された46センチ主砲の砲身を削るときに使用されたという超大型旋盤「15299機」。
戦艦「大和」に関連する大型の工作機械の中で唯一現存する巨大旋盤として11月4日に兵庫県から呉に海上運搬し、戦艦「大和」の建造に携わったとされ縁がある起重機船「さんこう」によって付近の岸壁へ陸揚げされていた。
展示施設は2023年2月末に完成する予定。
今後の大型旋盤展示までのスケジュール
- 2022.11.22大型旋盤を展示する基礎部分に設置 ← 今ココ
2,200トン吊り起重機船「駿河」使用予定
- 2022.11.28展示施設上屋の建設着工
- 2023.2月末展示施設完成
- 2023.3月除幕式
起重機船「駿河」による巨大旋盤設置の様子
吊り上げ
展示場所への設置
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