中国で建設中されている江蘇省の常州市と泰州市を結び、長江に架かる常泰長江大橋の主塔建設に世界最大のタワークレーンを使用。現状、タワークレーンの高さは250mですが最終的には352mの主塔を建設するために379mまで上昇するそうです。
中国で常泰長江大橋の主塔建設に世界最大のタワークレーンを使用
2019年1月に建設が開始された常泰長江大橋は、江蘇省の常州市と泰州市を結び、長江に架かる全長10.03kmの橋。一般道路、高速道路、都市間鉄道が一体化した橋で、主橋部分には中央径間長1,176mの斜張橋を採用し、完成すると世界最長の中央径間をもつ斜張橋になる。
世界最大のタワークレーン「XGT15000-600S」は、斜張橋の主塔建設に使用されており、👆上の画像の状態で高さは250m。建設中なので、主塔はまだまだ高くなる。最終的な主塔設計高さは352m、その主塔を建設するためタワークレーンは379mまで上昇する予定。今の高さから100m以上も高くなるなんて考えるだけでも冷汗がでます。
画像で吊り上げているのは、荷重試験用のテストウェイト。最大吊り上げ重量600トンに対して1割増しに当たる660トンのテストウェイトを吊り上げています。
積み方が気になりますが、中国らしい感じではある。
世界最大のタワークレーン「XGT15000-600S」
The world’s largest tower crane XCMG’s XGT15000-600S was successfully rolled off the production line
(世界最大のタワークレーンXCMGのXGT15000-600Sが生産ラインからロールオフに成功)
http://en.xcmg.com/en-ap/news/news-detail-640650.htm
中国の大手建設機械メーカー、XCMGのタワークレーン「XGT15000-600S」は、2022年6月にロールオフしています。
最大吊り上げ重量は600トン、最大揚程は400m。型番の15000は定格モーメントのことで15,000t・m。なので、15,000t・m ÷ 600t = 25m。600トン吊り上げられる最大作業半径は25m。
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