ガザの仮設浮桟橋復旧完了、支援物資の輸送を再開
2024年6月7日、アメリカ中央軍(U.S. Central Command)は高波で損傷したガザの仮設浮桟橋が復旧したと発表。そして、ガザへの人道支援物資輸送を数日中に再開する予定であることを明らかにした。
海上からガザへ支援物資を輸送するために設置した仮設浮桟橋は5月17日から運用が開始され、5月24日に荒天で運用を一時中断。その後、高波で仮設浮桟橋の一部が破損して流され、同時に船舶4隻も漂流するという事態が起きていました。
仮設浮桟橋は5フィート(約1.5m)以上の波で損傷
メディアによる報道情報によると、設置している仮設浮桟橋は1~2フィート(0.3m~0.6m)という穏やかな海域で動作する設計になっているという。
破損時の波高は5フィート(約1.5m)以上ということなので、5フィートより波が高かった可能性はありますが、小さな鋼製フロートを連結しているという構造上、波浪によって桟橋が上下すると個々のフロートが別々の動きになり連結部分に大きな負担がかかる。
ガザでの設置において、海象条件や設置期間を鑑みて連結部分の補強は施していると思いますが、長期間の運用というのは無理があるのかもしれません。
ガザへの支援物資輸送を再開
2024年6月8日午前10時30分頃(ガザ時間)、アメリカ中央軍(U.S. Central Command)は仮設浮桟橋による海上からガザへの支援物資輸送を再開したと発表。約492トンの支援物資が輸送されたという。
よく読まれている記事