「ジャンボ・キングダム(珍寶王国)」が南シナ海で沈没

事件・事故

 長い歴史がある香港の水上レストラン「ジャンボ・キングダム(珍寶王国)」が曳航中に沈没。記事を見る限り ”故意に沈めた” ようにも思える感じで少し不可解。

スポンサーリンク

6月14日に香港を出航

 運営会社の香港仔飲食企業有限公司によると、「ジャンボ・キングダム」は2022年6月14日に長年停泊していた香港仔(アバディーン)港を出港し、非公開の場所に向かっていたものの、南シナ海で「困難な状況」になり、転覆し沈んだという。けが人はいない。

2年以上前から事実上の閉店状態

 香港の水上レストラン「ジャンボ・キングダム」は2019年に入ってから、香港民主化デモの影響で観光客が激減。さらに2020年以降には新型コロナウイルスの大流行で改善の見通しが立たず、2020年3月3日より一時閉店を決定。再開の見通しは立っておらず、事実上の閉店状態だった。

「現場の水深は1000メートル以上で、引き揚げ作業をする場合は非常に難しいものになる」

水深1000メートル以上の場所に沈没

 水上レストラン「ジャンボ・キングダム」が沈没したのは出港してから4日後の6月18日、西沙諸島 (パラセル諸島)を通過していた時に「adverse conditions(悪条件)」に遭遇、水が船に入り、傾き始めた。船を救うための努力はしたが失敗し、6月19日に転覆。

「現場の水深は1,000メートルを超えているため、救助作業を行うことは非常に困難です」

香港を象徴するジャンボフローティングレストランが海で転覆 : NPR

 けが人は出ず、お荷物だった許認可切れの水上レストランが海の底深くに沈んだ。2020年に閉店し、営業をしていない状態でもメンテナンスなどで数千万円の経費が掛かっていたらしいので、タダで廃棄処分したと見られてもおかしくはない。

そもそも輸送方法に違和感がある
乾舷1.5mくらいしかないので浸水するのは当然かも

 本当に大切に思っているなら曳航して南シナ海を通過しようとは思わないはず。台船の上にレストランを載せたような不安定でバランス悪い「ジャンボ・キングダム」を水密処理も無しで大海原に出せば浸水してくるのは当然。輸送方法としては、乾舷が小さいので半潜水バージに積載するしか方法が無かったとしたら、これ以上お金を掛けたくなかったんでしょうね。

 香港に置いておけないものをどこに停泊させようとしていたのかは分かりませんが、資金繰りに困った末に沈没目的で曳航したように見えてしまう。

スポンサーリンク
興味深い海の世界

あらゆるものが巨大な海の世界。
なかでもインパクトの強い画像を中心に海の世界を紹介。

スポンサーリンク
世界のサルベージ オペレーション

来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
世界各地で実施されている困難なサルベージの数々を紹介。

Crane1000をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました