フィリピン中部のボホール島にあるタビゴン港から北へ約4.8海里の位置で289人の乗客と35台の車両を乗せたフェリー「Fastcat M20」が座礁。負傷者などは報告されておらず、油の流出なども確認されていないようです。
フィリピンで289人の乗客を乗せたフェリー「Fastcat M20」が座礁
事故が起きたのは2022年12月23日午前5時頃(現地時間)。午前3時過ぎにセブを出発したフェリー「Fastcat M20」は、通常通りのルートを航行していたところ目的地のボホール島にあるタビゴン港から北へ約4.8海里の位置で座礁。原因は、干潮による潮位低下だそうです。
事故当時、フェリーは乗客289人と35台の車両を乗せていましたが、乗客らは救助に来た小さな船に乗り移るなどしてタビゴン港へ移動。お昼の13時頃には潮位が回復し、座礁していたフェリーは再浮上。油の流出なども無く、そのまま目的地のタビゴン港へ向かい、フェリーに乗船していた車両をおろしたそうです。
座礁した12月23日のセブ島周辺の潮汐を調べてみると、午前5時30分頃が干潮で-44㎝。その他の日についても潮汐を確認すると翌日の12月24日が大潮のような感じ。なので低潮位で座礁したという原因の辻褄はあっている。
フェリー「Fastcat M20」の運航ダイヤ
フェリー「Fastcat M20」の運航ダイヤを確認すると、セブータビゴン間の便数は各4便の計8便。セブ発の出港時刻は 1:30、7:30、13:30、20:00となっており、所要時間は1時間30分。
ニュース記事などによる情報では、座礁事故が起きた時のフェリー出港時刻は午前3時過ぎという事でしたが、午前3時頃に出港するダイヤはウェブ上で公式にフェリー会社が公表しているスケジュールには存在しませんでした。
セブータビゴン間の所要時間が1時間30分、座礁した時刻が午前5時頃なので逆算すると午前3時30分頃にセブを出港したことになります。
これに近い出港時刻は午前1時30分。2時間近く出港時刻が遅れた可能性がありそう。干潮時刻が午前5時30分頃だったことを考えると、ダイヤ通り定刻の午前1時30分にセブを出港していれば、もしかすると座礁していなかったかも。
フェリー「Fastcat M20」を「Minecraft」で再現してる人がいた!
事故とは関係ないんですが、いろいろ調べている時に発見した動画。
フェリー「Fastcat M20」を「Minecraft」で再現している人がいました。内部も作り込んであって単純にスゴイ。「Minecraft」をプレイしたことありませんが、YouTubeの動画はたまに見ます。おにやさんの動画とか。見てるだけで面白い。
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