広州サルベージ局の5,000トン吊りクレーン船「华兆龙」海上公試完了
2025年1月2日、中国で広州サルベージ局(Guangzhou Salvage)向けに建造している5,000トン吊り自航式クレーン船「华兆龙」(Hua Zhao Long)の海上公試(Sea Trial)が完了。
クレーン船「华兆龙」の船体寸法は長さ195m、幅49.8m、深さ16m。メインクレーンの最大吊り上げ能力は5,000トンで最大揚程は甲板上148.5m。設計速力10ノットの自航式となっており、アンカーによる係留設備に加えてDP2の自動船位保持装置を装備。
海上公試では推進装置を使用した各種性能テストに加えて、DP制御下での吊り上げ試験など30を超える重要なテストが実施されたという。クレーンの性能テストをおこなう画像置見ると、船首側にある4つの係留用アンカーは船首端に2基と左右舷側に各1基という配置でぶら下げられているようです。サイドにアンカーをぶら下げるのは少し珍しいように思いますが、喫水によっては航行中に波の影響を受けてしまいそうなので支障になりそうな気がする。
5,000トン吊り自航式クレーン船「华兆龙」
船名 | 华兆龙 (Hua Zhao Long) |
クレーン能力 | 5,000トン |
揚程 | 148.5m(甲板上) |
長さ | 195m |
幅 | 49.8m |
深さ | 16m |
設計速力 | 10ノット |
DPS | DP2 |
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