日本最大の起重機船「海翔」による出島架橋の架設作業開始

日本最大の起重機船「海翔」による出島架橋の架設作業開始 国内ニュース
スポンサーリンク

日本最大の起重機船「海翔」による出島架橋の架設作業開始

来年2024年12月の完成を目指して建設が進められている宮城県女川町の離島 出島いずしまと本土を結ぶ「出島架橋いずしまかきょう」で日本最大の4,100トン吊り起重機船「海翔」(寄神建設所有 本社:兵庫県神戸市)による架設作業がいよいよ始まりました。

2023年10月25日におこなわれた作業は、本土側側径間の架設作業。準備作業として前日に女川港の石浜ヤード前で吊り上げ作業がおこなわれていました。アーチ部分と橋桁部分という2つの部材を起重機船に搭載された2本のジブを使用して同時にそれぞれを吊り上げるという少しアクロバティックな方法。

本土側側径間の架設作業はアーチ、橋桁の順序で架設がおこなわれ無事に完了。報道されている情報によると、それぞれの重量は約400トンだという。

 日本最大の4,100トン吊り起重機船「海翔」

船名海翔
クレーン能力4,100トン
長さ120.0m
55.0m
深さ7.5m
建造年1987年
所有会社寄神建設
日本最大の起重機船「海翔」
出典:YouTube | 女川町公式チャンネル
スポンサーリンク

女川町 公式Xで施工状況を発信

女川町の公式Xでは、施工状況の情報を投稿してくれているので作業の様子がよく分かります。X(旧Twitter)以外にYouTubeでも「海翔」が女川港に入港する様子など出島架橋に関する情報を見ることが出来ます。

YouTubeのリンク先 女川町公式チャンネル

10月24日の本土側側径間 吊り上げ(架設前日)
10月25日の本土側側径間 架設
スポンサーリンク

今後の架設予定

今のところ、残る2回の架設予定については未定の状態。女川町のホームページには ”詳細が決まりましたらお知らせします” と記載されており、気象・海象状況により日程が確定するのは前日になるというアナウンスがされています。自然相手の作業なので仕方ない。

クライマックスとなる本土と出島がつながる中央径間 架設作業は、YouTubeチャンネルでのライブ配信予定が変更無く実施されるようです。ワクワクと期待しかない。

架設位置架設予定
 本土側側径間  10月25日 架設完了 
出島側側径間未定
中央径間未定
出島架橋の架設予定

リンク先 女川町ホームページ | 出島架橋事業

LIVE配信予定の女川町公式チャンネル https://www.youtube.com/@user-lh7lt2dg2j

「出島架橋」に関するこれまでの記事

スポンサーリンク
興味深い海の世界

あらゆるものが巨大な海の世界。
なかでもインパクトの強い画像を中心に海の世界を紹介。

スポンサーリンク
世界のサルベージ オペレーション

来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
世界各地で実施されている困難なサルベージの数々を紹介。

Crane1000をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました