3,700トン吊り起重機船「武蔵」
1910年(明治43年)に広島県呉市で創業し、現在は本社を大阪に置く深田サルベージ建設㈱が所有する3,700トン吊り起重機船「武蔵」。
1974年に建造された時のクレーン能力は3,000トンでしたが、現在は吊り上げ能力925トンのメインフックを4つ搭載し、最大3,700トン吊りになっています。
寄神建設の「海翔」(4,100トン吊り)、吉田組の「第50吉田号」(3,700トン吊り)とともに、国内最大級の起重機船3隻のうちの1隻。
2018年9月に起きた関空連絡橋に貨物船が衝突した事故では、損傷した橋桁の撤去と修復された橋桁の復旧作業をおこない、2023年10月には来島海峡付近で沈没した貨物船「白虎」が引き揚げられた後に船体を反転するという難易度の高い作業を完了しています。
起重機船「武蔵」の概要
船名 | 武蔵 |
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吊上げ能力 | 3,700トン |
長さ | 107.0m |
幅 | 49.0m |
深さ | 8.0m |
建造年 | 1974年 |
所有会社 | 深田サルベージ 建設株式会社 |