2,000トン吊りSEP起重機船「Bai He Tan」

 中国電力大手の中国長江三峡集団が出資した自航式の2,000トン吊りSEP起重機船「Bai He Tan」(白鹤滩)

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2,000トン吊り「Bai He Tan」

2,000トン吊りSEP起重機船「白鹤滩」完成
SEP起重機船「Bai He Tan」(白鹤滩)

 中国船舶集団(CSSC)傘下の中船黄埔文沖船舶有限公司(CSSC Huangpu Wenchong Shipbuilding)で建造され、2022年9月28日に完成・引き渡しが行われた。

 長さ126m、幅50mのSEP起重機船「白鹤滩」(Bai He Tan)には、DP2の自動船位保持装置が搭載されており、最大70mの水深で作業可能。搭載されているクレーン能力は最大2,000トン、水面上からの揚程は最大170m。甲板面積は4,200平方メートル、最大可変負荷は6,500トン。

 最大で15MWの洋上風車設置が可能、自船の甲板スペースには8MW風車機材を4セット、12MW風車機材なら2セットを搭載して運搬することが出来る。

船名Bai He Tan
(白鹤滩)
クレーン能力2,000トン
長さ126m
50m
深さ10m
DPSDP2
建造年2022年
搭載可能重量6,500トン
デッキスペース4,200m2
レグ長さ120m
最大作業水深70m
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