16MWの洋上風力タービンに取り付ける長さ123mのブレード運搬
2023年6月14日、16MWの洋上風力タービンに取り付ける長さ123mのブレード設置前テストが終了。翌日15日には、江蘇省 連雲港市の港へ向けておよそ30kmの陸送がおこなわれました。巨大な長さ123mのブレードを陸送で運搬するニュース動画では、交通量がそれなりに多そうな片側3車線の道路を日中に交通規制して運ぶ様子が映されています。
連雲港の埠頭に到着した3枚のブレードは、全長130mの運搬船「福航广源(FU HANG GUANG YUAN)」に積まれて出港。6月18日には平潭外海洋上風力発電プロジェクトの現場に到着するという。16MW風力タービンを設置するSEP起重機船「白鹤滩」(Bai He Tan)は、すでに到着しており風力タービン部材が運搬されるのを待っている状態。
長さ123mのブレードが製造されたのは2022年8月。製造を行っているのは、中国建材集团有限公司の関連会社で主に風力タービンのブレードやFRP製品などの開発、設計、生産を行う連雲港中复连众复合材料集团有限公司(Lianyungang Zhongfu Lianzhong Composites Group Co., Ltd.)。
各地で製造された風力タービン部材が平潭に集結
16MW風力タービンの各部材は様々な場所で製造されているようです。長さ123mのブレード3枚は江蘇省 連雲港市、タワーとナセルは設置する「平潭外海洋上風力発電プロジェクト」と同じ福建省の漳浦県と福清市から出荷されるという。
それぞれの部材到着後は、間髪入れずに設置がおこなわれる予定。完成した16MW風力タービンについては情報が公開され次第、紹介します。
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