宇部港で「HANA PIONEER」と「扇龍丸」の衝突事故
2026年2月1日、山口県宇部市の宇部港内で韓国船籍のケミカルタンカー「HANA PIONEER」とアンモニア輸送船「扇龍丸」の衝突事故が発生。
報道されている情報によると、「扇龍丸」に乗船していた船員5人のうち2人が頭を打ち病院へ搬送されましたが意識はある状態。一方、「HANA PIONEER」の船員にけが人はなく無事。事故当時、アンモニア輸送船の「扇龍丸」に積み荷はなく、ケミカルタンカー「HANA PIONEER」は化学物質のアクリロニトリルを積載していたという。衝突による積荷の化学物質や油などの流出は確認されておらず、事故原因については宇部海上保安署で調べを進めている。
2隻のAIS航跡

衝突したケミカルタンカー「HANA PIONEER」とアンモニア輸送船「扇龍丸」の2隻はともに、AIS航跡を確認することが出来たのでGoogleマップ上にプロット。少しごちゃごちゃして読み取りにくい図になってしまったことはご容赦ください。
AIS情報によると、ケミカルタンカー「HANA PIONEER」は韓国の蔚山を1月30日に出港して、1月31日13時ごろに宇部港沖の停泊位置に到着。アンモニア輸送船「扇龍丸」は、宮崎県延岡市にある旭化成新港基地を1月31日11時前に出港して、1月31日20時30分ごろ宇部港沖の停泊位置に到着。両船ともに事故発生前日の1月31日から宇部港沖で錨泊していたようです。
1日午前7時半ごろ、山口県宇部市の宇部港内で着岸しようとしたタンカーどうしが衝突し、船員2人がけがをしました。
宇部海上保安署によると、衝突したのは韓国のケミカルタンカー「HANAPIONEER」(887トン)と、日本のタンカー「扇龍丸」(698トン)です。
係留していた2隻が出発準備のため着岸しようとしたところ、衝突したということです。
出典:港内でタンカーどうし衝突2人負傷 化学物質や油の流出なし 山口・宇部 | 山口のニュース・天気・防災|tys NEWS|tysテレビ山口 (1ページ) https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tys/2438522
tysテレビ山口のニュースでは、事故発生時刻を07時30分ごろと報じていた為、航跡をプロットした時点では「矢印B」の位置付近で衝突したものと思っていました。しかし、2隻のAIS航跡と通過時刻を詳細に確認するとともに、一連の航跡から推測すると「矢印A」の位置付近で07時12分ごろに衝突した可能性が高そうです。あくまでもAIS航跡を基にした推測ですけど。
ケミカルタンカー「HANA PIONEER」

出典:Marinetraffic | kenro oshita
- Owner(船主):HN SHIPPING CO., LTD.
- Manager(運航会社):HNCC CO., LTD.
- Shipbuilder(建造):SASAKI SHIPBUILDING CO., LTD.(佐々木造船株式会社)
| 船名 | HANA PIONEER |
| 総トン数 | 887トン |
| 載貨重量トン数 | 1,238トン |
| 長さ | 68.8m |
| 幅 | 10.6m |
| 深さ | 4.6m |
| 船籍 | 韓国 |
| 建造年 | 2000年6月 |
アンモニア輸送船「扇龍丸」

出典:Marinetraffic | kenro oshita
- Owner(船主):Senko Line Co.,Ltd.、Yoshiga Kaiun K.K.
- Manager(運航会社):Senko Line Co.,Ltd.
- Shipbuilder(建造):Nichizo Iron Works & Marine Corporation
| 船名 | 扇龍丸 SENRYU MARU |
| 総トン数 | 698トン |
| 長さ | 62.45m |
| 幅 | 11.0m |
| 深さ | 5.1m |
| 船籍 | 日本 |
| 建造年 | 2004年9月 |



















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