起重機船による500トン吊りゴライアスクレーン設置作業
2024年12月3日、中国の江蘇省鎮江市揚中市にある江蘇新韓通船舶重工公司(Jiangsu New Hantong Ship Heavy Industry)で起重機船による500トン吊りゴライアスクレーンの設置作業がおこなわれました。
起重機船を使用した設置作業にかかった期間は4日間。ゴライアスクレーンの脚にあたる揺脚、剛脚を走行レール上にレールオンする作業に1,000トン吊り起重機船を使用。そして、上部の梁にあたるガーダー部分は2,500トン吊り起重機船「上船浮吊5」(SHANG CHUAN FU DIAO 5)を使用して設置。
江蘇新韓通船舶重工公司のウェブサイトに掲載されている情報によると、場内設備として長さ485m、幅96mの乾ドックに800トン吊りゴライアスクレーン2基、長さ290m、幅40m×2のスリップウェイ2セットを備えた船台に200トン吊りゴライアスクレーン2基を保有しているということなので、今回設置がおこなわれた500トン吊りゴライアスクレーンと同じ軌道上にある既設のゴライアスクレーンは200トン吊りのようです。
起重機船でガーダーを設置する画像には少し見えにくいですけど、揺脚と剛脚に何本も控えワイヤーが張られているのが確認できます。なかなかスリリングな作業。
2,500トン吊り起重機船「上船浮吊5」
船名 | 上船浮吊5 |
クレーン能力 | 2,500トン |
揚程 | 101m |
長さ | 105.6m |
幅 | 42m |
深さ | 8.0m |
建造年 | 2010年10月 |
出典:江苏省船舶设计研究所有限公司
よく読まれている記事