オランダのクレーン船「Lara 1」による沈船引き揚げ。といっても港の中にある岸壁で沈んだ船を引き揚げる作業。そこまで大きなニュースではないけど、クレーン船「Lara 1」が少し変わってるなと思ったので紹介。
「Lara 1」による沈船引き揚げ
引き揚げる船が沈んだのは、アイルランド南部にあるコーク県、キールベッグ(Keelbeg)。
沈んだ船は、トロール漁船の「Sceptre」。全長23m、幅6m、総トン数162トン。2022年2月に沈没。船が沈んだ原因は特定されていませんが、5年間くらい港で放置されていたそうです。なので沈んだ時も無人。
「Lara 1」による沈船引き揚げ
順調に引き揚げ作業は進み、クレーン船「Lara 1」の甲板上へ沈船積込完了。この後、スコットランドまで運搬して処分するヤードへ陸揚げ。
この👆上の画像見た時に思ったんですが、クレーン操作室の位置が高くないですか?
高い位置の方が全体が見渡せるから操作しやすそうな気はしますが、デメリットはないんでしょうか。
ブーム角度が変化しても操作室は水平をキープ
当たり前なんでしょうけど、ブーム角度が変わっても操作室は水平のまま。どういった仕組みなのかは分かりませんが。もしかしたらオペさんが手動で調整してるのかも。
「Lara 1」の概要
「Lara 1」は ”Hapo International Barges B.V.” が所有する250トン吊りの自航式クレーン船。
船名 | Lara 1 |
吊上能力 | 250トン吊 |
長さ | 59.9m |
幅 | 23.4m |
深さ | 4.5m |
建造年 | 1986年 |
所有会社 | Hapo International Barges B.V. |
会社名の後ろについている ”B.V.” について
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