和歌山沖で衝突事故により転覆した「いずみ丸」、その後沈没
2023年8月24日午後11時30分過ぎ、和歌山県由良町沖の紀伊水道で日本船籍の貨物船「いずみ丸」(総トン数 499トン)とリベリア船籍のコンテナ船「CONTSHIP UNO」(総トン数 9,940トン)が衝突する事故が発生。
衝突により「いずみ丸」は転覆、その後、8月26日朝に転覆した海域付近で沈没したことが第五管区海上保安本部から発表されました。「いずみ丸」に乗船していた5人のうち3人は救助されましたが、船長と一等航海士の方2人は行方不明になっており捜索が続けらています。
事故当時「いずみ丸」は、鉄くずのスクラップ約1,100トンを積んで千葉から岡山へ向かう途中で紀伊水道を北向きに航行。一方、コンテナ船「CONTSHIP UNO」は大阪港を出港し、台湾へ向かう途中で紀伊水道を南へ向かって航行していた。
船名 | いずみ丸 | CONTSHIP UNO |
総トン数 | 499トン | 9,940トン |
長さ | 75.49m | 147.87m |
幅 | 12.30m | 23.55m |
深さ | 7.00m | ― |
建造年 | 2006年3月 | 2007年 |
船籍 | 日本 | リベリア |
運輸安全委員会による調査開始
8月26日、運輸安全委員会が派遣した調査官が現地に到着し、関係者への聞き取りや和歌山港に停泊している衝突事故を起こしたコンテナ船「CONTSHIP UNO」の調査が開始されています。
報道されている情報によると、運輸安全委員会の調査によりコンテナ船「CONTSHIP UNO」船体への損傷が船首部分にしかないことが分かったという。「CONTSHIP UNO」が「いずみ丸」にほぼ正面から衝突した可能性があるとみて、引き続き調査をおこない原因究明を進めるとしている。
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