商船三井のLPG燃料VLGC「ENERGIA GRANDEUR」竣工

出典:Mitsui O.S.K.Lines
2026年2月6日、商船三井はグループ会社のMOL ENERGIAから韓国のHD現代三湖(HD HYUNDAI SAMHO)に発注していたLPG燃料新造VLGC(Very Large Gas Carrier)「ENERGIA GRANDEUR」が引き渡されたことを発表しました。
韓国のMokpo港沖で2026年1月29日に竣工。今後、TotalEnergiesの子会社であるCSSA Chartering and Shipping Services向けの定期用船契約に従事する予定だという。
VLGC「ENERGIA GRANDEUR」は、LPG(liquefied petroleum gas:液化石油ガス)および重油の二元燃料船。LPGを燃料として利用した場合、重油と比較してCO2を約20%、SOxやPM(particulate matter:粒子状物質)等を約90%削減することができる。
輸送する貨物はLPGだけでなく、次世代のクリーンエネルギーとして今後大規模な需要の増加が見込まれているアンモニアも輸送することが可能な仕様。さらに、主機運転中にディーゼル発電機を稼働させずに済むという軸発電機(Shaft Generator)を搭載し、燃料消費量の低減が運航効率を高めることから従来のLPG二元燃料VLGCと比べ、GHG(greenhouse gas:温室効果ガス)排出量が削減できる環境に配慮した仕様を採用。加えて、本船の資金調達には商船三井が予め設定したGHG削減目標の達成状況により、金利などローン特性の変動を考慮するトランジション・リンク・ローンと呼ばれるファイナンス方式を採用している。
環境負荷の低いクリーン代替燃料を主燃料とする「BLUE」シリーズ
商船三井は、環境負荷の低いクリーン代替燃料を主燃料とする「BLUE」シリーズの船隊整備を進めている。
環境対応船の「BLUE」シリーズ船隊では、海を象徴する商船三井のコーポレートカラー「BLUE」を基調に環境への取り組みを表す「ターコイズ」を掛け合わせた新たな船体デザインを採用。デザインは、商船三井グループの企業理念『青い海から人々の毎日を支え、豊かな未来をひらきます』を視覚的に表現したものであり、持続可能な社会の実現に向けた決意が込められている。
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LPG燃料のVLGC「ENERGIA GRANDEUR」

出典:Mitsui O.S.K.Lines
- Owner(船主):MOL ENERGIA PTE. LTD.
- Manager(運航会社):MOL GLOBAL SHIP MANAGEMENT PTE. LTD.
- Shipbuilder(建造):HD HYUNDAI SAMHO CO.,LTD.
| 船名 | ENERGIA GRANDEUR |
| 総トン数 | 49,698トン |
| 載貨重量トン数 | 56,192トン |
| 長さ | 229.82m |
| 幅 | 32.25m |
| 深さ | 18.73m |
| 貨物タンク容量 | 88,000m3 |
| 船籍 | リベリア |
| 建造年 | 2026年1月 |



















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