☑【Googleニュース】でも最新記事をチェック出来るよ!

能登半島沖で測量船による海底地形調査を実施、約3mの海底隆起確認

能登半島沖で測量船による海底地形調査を実施、約3mの海底隆起確認 国内ニュース
スポンサーリンク

測量船「昭洋」による海底地形調査を実施、約3mの海底隆起確認

海上保安庁の報道発表【2024年2月8日発表】

能登半島沖の海底で約3メートルの隆起を確認

https://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/post-1069.html

海上保安庁は、1月8日~19日にかけて能登半島北部における地形変化の有無を確認するため、測量船「昭洋」による海底地形調査を実施。調査によって取得した水深データと2003年(平成15年)に取得した水深データを比較した結果、能登半島北西沖約1kmの海底(水深40m~90m)が約3m浅くなっていることを明らかにしました。

測量船「昭洋」は能登半島地震の発生後、被災地に派遣され、被害を受けた6つの港湾(輪島港、蛸島漁港、飯田港、小木港、宇出津港、伏木富山港)の水深調査を1月5日~14日にかけて実施。その後、同地震による地形変化の有無を確認するため、能登半島北側海域や富山湾において海底地形調査をおこなったそうです。

地震調査委員会によると、能登半島の北側には複数の活断層が存在しており、能登半島地震はこれらの活断層が関連した可能性が高いという。また、国土地理院によると能登半島地震に伴い、輪島市西部で最大約4mの隆起が観測されている。今回隆起が確認された海底地形の北端は既知の活断層の位置と概ね一致しており、陸域で観測された隆起量と同程度であることから、海底地形の隆起は令和6年能登半島地震で生じたものと考えられるそうです。

報道発表に掲載されている海底地形のデータを見ると、くっきりと隆起した海底の端部が段差になっているのが確認できます。非常に分かり易い。

海底地形調査は測量船「昭洋」に搭載のマルチビーム測深機を使用

マルチビーム測深機について
出典:海上保安庁 | 「能登半島沖の海底で約3メートルの隆起を確認」

海底地形調査は、測量船「昭洋」に搭載しているマルチビーム測深機を使用して実施。

マルチビーム測深機は、船底の送受波器から海底に向けて音波を扇形に発射し、反射した音波を受信することで、面的に海底地形を調べることができる。

スポンサーリンク

測量船「昭洋」(HL-01)

船名昭洋
総トン数3,128トン
長さ98.0m
15.2m
深さ7.8m
速力17ノット(最大)
建造年1998年3月
測量船「昭洋」(HL-01)
出典:海上保安庁ホームページ(https://www.kaiho.mlit.go.jp/doc/70kinen/kanetsu/photo1.html)
スポンサーリンク

令和6年能登半島地震に関する記事

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
世界のサルベージ オペレーション

来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
世界各地で実施されている困難なサルベージの数々を紹介。

スポンサーリンク
SEP起重機船 世界ランキング 2023

世界的な再生可能エネルギーへの転換に伴い、洋上風力発電の建設は勢いを増すばかり。
風力タービン設置の専用船ともいうべきSEP起重機船も数多く建造され、大型化する洋上風車に対応するべく既存船アップグレードがおこなわれている。
世界のSEP起重機船56隻のランキングに加えて新造船22隻の建造情報を一覧で紹介。

Crane1000をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました