フィジー海軍の哨戒艇「RFNS Puamau」が座礁
2024年6月11日、フィジー海軍は哨戒艇「RFNS Puamau」が任務中に座礁したことを明らかにしました。座礁した場所は、フィジー共和国の首都であるビチレブ島にあるスバから東南東へ約330kmに位置するフラガ島付近。機関室に浸水が確認されているという情報もありますが、詳細は不明。
乗組員の避難は完了しており、死傷者は報告されていない。今後は、オーストラリアなどの支援を受けながら船内に残る燃料の抜き取り作業をおこない、座礁した船体を離礁させる予定。
フィジー海軍はXへの投稿で、環境への影響を最小限に抑える確固たる決意のもと、燃料抜き取り、サンゴ礁から船舶を離礁させる作業を慎重に実施すると述べています。今後数日間の天候は良好という予報のようですが、時間の経過とともに座礁した船体へのダメージは大きくなることが予想され、慎重な作業に加えて迅速性も求められる。
哨戒艇「RFNS Puamau」は事故当時、就役してから初めての2週間にわたる哨戒任務中だったという。座礁したラウ諸島のフラガ島付近は危険な航路として知られていたようです。
オーストラリアから寄贈された哨戒艇「RFNS Puamau」
哨戒艇「RFNS Puamau」は、Pacific Patrol Boat Replacement project(太平洋哨戒艇交換プロジェクト)の一環としてオーストラリアから寄贈されたもの。オーストラリアの西オーストラリア州にある造船所オースタルで建造され、2024年3月に引き渡し、2024年5月から就役。
太平洋哨戒艇交換プロジェクトとして、2016年の初発注から数えてオースタルが納入した19隻目にあたり、ガーディアン級哨戒艇としては2024年に納入が予定されている4隻のうち1隻目。
排気システムなど、いくつかの不具合発生が報告されているようですが今回の座礁事故に関して影響しているかは不明。
哨戒艇「RFNS Puamau」
艦船接頭辞 RFNS:Republic of Fiji Naval Ship(フィジー共和国海軍艦艇)
船名 | RFNS Puamau |
長さ | 39.5m |
幅 | 8m |
速力 | 20ノット |
船籍 | フィジー |
出典:Wikipedia | By Calistemon – Own work, CC BY-SA 4.0, Link
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