☑【Googleニュース】でも最新記事をチェック出来るよ!

中国で空荷の貨物船が豪快に防波堤へ乗り上げる事故発生

中国で空荷の貨物船が豪快に防波堤へ乗り上げる事故発生 事件・事故
スポンサーリンク

中国で空荷の貨物船が豪快に防波堤へ乗り上げる事故発生

2023年8月31日早朝、中国の江蘇省南通市の長江流域で貨物船「長能6588号」が防波堤に乗り上げる事故が発生。座礁した貨物船の船倉内を見ても分かりますが、事故当時、貨物船「長能6588号」は空荷だったそうです。

中国の報道記事によると、事故による負傷者はいないようです。座礁による船体の大きな破損や浸水も確認されておらず、油の流出など周囲海域への環境被害も報告されていないという。

Googleマップの航空写真で座礁した場所を見ると、防波堤というか昔からあった磯の上に先端の灯台へ行くための通路としてコンクリートで嵩上げしたような場所。水面際には磯が見えているので、なだらかな斜面が幸いして船体に大きな被害が出なかったのかもしれません。もしも、切り立った防波堤だったら船首部分は大きな損傷を受けて浸水し、沈没の恐れも考えられます。事故原因については書かれていませんでしたが、恐らく居眠りによるものでしょうね。

スポンサーリンク

翌日の満潮時にクレーン船などの支援により離礁

貨物船「長能6588号」の離礁作業をおこなう起重機船「稳强5」
出典:龙de船人

座礁した貨物船「長能6588号」は、翌日9月1日深夜の満潮に合わせて離礁に成功。離礁作業には、タグボートの他に120トン吊り起重機船「稳强5」が使用されたそうです。貨物船は空荷でしたが、離礁時にタグボートで引っ張るだけだと、船底へのダメージが大きくなると考えられたのかもしれません。

120トン吊り起重機船「稳强5」

船名稳强5
クレーン能力120トン
長さ40.2m
13.8m
深さ3.0m
120トン吊り起重機船「稳强5」
出典:江苏稳强海洋工程有限公司
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
世界のサルベージ オペレーション

来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
世界各地で実施されている困難なサルベージの数々を紹介。

スポンサーリンク
SEP起重機船 世界ランキング 2023

世界的な再生可能エネルギーへの転換に伴い、洋上風力発電の建設は勢いを増すばかり。
風力タービン設置の専用船ともいうべきSEP起重機船も数多く建造され、大型化する洋上風車に対応するべく既存船アップグレードがおこなわれている。
世界のSEP起重機船56隻のランキングに加えて新造船22隻の建造情報を一覧で紹介。

Crane1000をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました