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「フリーマントル・ハイウェイ」ロッテルダムへの曳航開始

「フリーマントル・ハイウェイ」ロッテルダムへの曳航開始 事件・事故
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「フリーマントル・ハイウェイ」ロッテルダムへの曳航開始

「フリーマントル・ハイウェイ」を曳航する船団の1隻「MULTRATUG 3」のAIS情報

2023年9月21日15時頃(現地時間)、自動車運搬船「フリーマントル・ハイウェイ」(FREMANTLE HIGHWAY)がオランダのエームスハーヴェンからロッテルダムへ向かうため複数のタグボートによって曳航された状態で出港しました。

およそ2カ月前の7月25日にオランダ沖を航行していた「フリーマントル・ハイウェイ」の船倉から火災が発生、船体の座礁や沈没といった事態を回避することは出来ましたが、火災の影響でインド人乗組員1人が亡くなっています。その後、鎮火が確認されオランダのエームスハーヴェンへ入港し、貨物として積まれていた車両の搬出や事故調査がおこなわれていました。今回のエームスハーヴェン出港に関して、入港当初から港を利用するクルーズ船の予定が入っていたため、「フリーマントル・ハイウェイ」が停泊できるのは10月中旬までであることが明らかにされていました。

船内に積まれていた車両搬出中にEV車が再発火

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今後、4~5ヶ月かけて船体を修繕する予定

「フリーマントル・ハイウェイ」が向かうのは、オランダのロッテルダムにある Damen Verolme Rotterdam。主に船舶修理を手掛けており、造船所内には3つのドライドックを保有し、「フリーマントル・ハイウェイ」はドライドック5に係留される予定。そこで船体の修繕や検査などがおこなわれるという。

報道されている情報によると、作業をおこなうのは Koole Contractors。今後、4~5ヶ月かけて船体を修繕し、再び航行できる状態を目指すとのことですが、出来るかどうかは定かでないという。とある報道では、Koole Contractors が「フリーマントル・ハイウェイ」を買収したという記事もありましたが、公式な発表ではないので真偽は不明。

火災によって1人の方が亡くなっており、事故発生時の状況や事故原因についての詳細情報が知りたいところです。あと、船主の日本企業や傭船していた川崎汽船の経済的な損失責任がどの程度になるのか気になります。

「OS 35」のサルベージ作業を完了させた Koole Contractors

Koole Contractorsは、ジブラルタル沖の浅瀬で座礁した貨物船「OS 35」撤去のサルベージ作業を最近完了させています。全長178mの巨大な船体が分断した状態でしたが、半潜水式バージに搭載して撤去し、2023年8月にアムステルダムの解体施設へ運搬しました。

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