与論島沖でLPGタンカー「桃邦丸」座礁、滑走路一時閉鎖の影響も
2023年10月20日、沖縄県の与論島沖でLPガスを積んだタンカー「桃邦丸」(TOHO MARU)が座礁する事故が発生。奄美海上保安部によると、20日午前10時15分頃「航行中にサンゴに座礁した」という118番通報があったという。
タンカー「桃邦丸」に乗船していた8人の乗組員にケガは無く、積荷や燃料の流出はありませんでした。しかし、座礁した場所が与論空港の北西およそ260mと近距離で航空法の高さ制限に触れる可能性があったため、滑走路が一時閉鎖され到着便1便が到着地を変更し、出発便1便が欠航するという影響が出たそうです。
事故当時タンカー「桃邦丸」は与論島を出港して沖縄本島の与那城平安座へ向かっていたとみられる。座礁した原因については現在のところ分かっていませんが、事故発生時の時間帯が満潮時刻付近ということもあり、無理にショートカットし過ぎて座礁してしまったのかもしれません。
LPGタンカー「桃邦丸」の概要
船名 | 桃邦丸 |
総トン数 | 749トン |
長さ | 67.39m |
幅 | 11.8m |
深さ | 4.7m |
建造年 | 2009年3月 |
その日の夜には離礁に成功
座礁したタンカー「桃邦丸」は、現地海域の夜の満潮時刻21時30分頃に合わせてタグボート「泡瀬丸」(AWASE MARU)の支援により離礁に成功。
AIS情報によると、離礁支援をおこなったタグボート「泡瀬丸」は10月20日15時過ぎに沖縄本島の中城港を出港し、21時頃にタンカー「桃邦丸」が座礁する海域へ到着。21時20分頃、離礁に成功したようです。
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