5,000トン吊りクレーン船による洋上変電所トップサイド設置
华西5000圆满完成勒门项目、漳浦项目升压站 上部组块吊装作业
(華西5000はLemenプロジェクトとZhangpuプロジェクトのブースターステーションを正常に完了しました)
https://www.hxoes.com/news/403.html
5,000トン吊りクレーン船「华西5000」(HUA XI 5000)が2つの洋上変電所トップサイド設置を完了。設置したトップサイドの重量は、3,600トンと3,500トン。
クレーン船「华西5000」を運航する江蘇華西村海洋工程服務有限公司が2023年8月31日に掲載した記事によると、洋上変電所トップサイドの設置をおこなったのは「華能汕頭勒門二」(华能汕头勒门二、Huaneng Shantou Lemen 2)、「漳浦六鳌二期」(Zhangpu Liuao Phase 2)という2つの洋上風力発電所。
5,000トン吊りクレーン船「华西5000」
クレーン船「华西5000」は、全長178m、幅48m、深さ17mで建造されたのは、2012年5月。固定吊り最大5,000トン、旋回で3,000トンのクレーンを搭載。クレーンには、メインフック以外に2つのフックがあり、それぞれ900トン、160トンという能力。甲板上には200トン吊りのクローラークレーンも備えられている。
船名 | 华西5000 (HUA XI 5000) |
クレーン能力 | 固定:5,000トン 旋回:3,000トン |
長さ | 178m |
幅 | 48m |
深さ | 17m |
宿泊設備 | 300床 |
建造年 | 2012年5月 |
「船尾固定 + 船尾結合」ソリューション
江蘇華西村海洋工程に掲載されている記事によると、洋上変電所トップサイドの設置には ”「船尾固定 + 船尾結合」ソリューション” が用いられたそうです。以前、アジア最大のクレーン船「振華30」(Zhen Hua 30)による作業でも同様の手法が用いられており、気になっていました。
画像を見るとトップサイドを積んだ運搬船が到着した時点では通常の状態ですが、吊り上げ時にはAフレームから甲板上へ向かってワイヤーが伸びているのが分かります。なので、現場で脱着が可能なようです。
出典:江苏华西村海洋工程服务有限公司
Aフレームから甲板上へ伸びるワイヤーがどのような役割を果たしているのか、掲載記事でも詳細については触れられていないので全貌が分からないのが残念。
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